「どうする家康」旅行だったかな?

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我が家の祭りごとが一段落したので、家内と言わば慰安旅行に出掛けることにした。
よって、遠出を避けて愛知県の三河湾にある西浦温泉に行くことにした。ただ、鈴鹿から真っすぐ行くだけでは能が無いので岡崎城に立ち寄ってから行くことにしたのだが、折しも岡崎城ではNHKの大河ドラマ「どうする家康」の特別展示をやっていた。

家康の生まれた岡崎城であり、今回の大河ドラマに関連して岡崎界隈は熱が入っている模様が感じられた。
写真の ”どうする家康 岡崎大河ドラマ館” が開設されており、この立派な建物の1階と地下1階の2フロアーで展示がされていた。

展示は「番組紹介」から始まり、史実展示、家康の一生、重要画面展示、関ケ原合戦のデジタル映像、等身大人物紹介、その他、興味を惹くものだった。
上の写真は大河ドラマの出演者と役柄の関係図、なかなか分かりやすい。

一方、こちらはご存じの家康像になるが、今回の主役の松本潤氏とはかなりイメージが異なり、今回のドラマが始まった当初は違和感を覚えたものだが、よくしたもので、それはそれとして、今のテレビを毎週楽しみにしている。

岡崎城では天守閣まで見学して西浦温泉に向かったのだが、その直前にこの看板を見つけた。
“スパ西浦モーターパーク”
「あっ、伊藤さんの作ったサーキットだ!」
少し通り過ぎたが、踵を返して(何か今回は表現が古くなっているが・・)サーキツトに入って行った。
事務所で名乗って話してみると、対応頂いた方は伊藤さんの娘さんだった。
岡崎に本社のある伊藤レーシングサービスさんが作られたサーキットなのは知っていた。
伊藤さんとは50年近く前に京都時代に知り合い、岡崎に行かれてからもF3のエキゾーストパイプを作って頂いたりしていた。
そんな話をすると、
「どうぞ走って下さい」と娘さん。
もう営業は終了しており、コースは整備の方が一人いるのみ。
「では」と、遠慮なく家内を乗せたまま、ゆっくりとサーキットを一周させて頂いた。

“スパ西浦モーターパーク” はJAF公認サーキットで、シーサイドのロケーションなので海が見える。
何より、よく整備された美しいサーキットである。
写真では、これから向かう左方向に立体交差が見えるが、コースは8の字型のレイアウトで全長は1.56km。小さなサーキットだが、コース幅が広く、コース外側のセーフティゾーンも広いので安全性は高いだろう。
顧客は一般対象と自動車メーカーの占有走行も多いとのことだったが、愛知県、特に岡崎近郊にはトヨタや三菱があり、テスト走行等に利用されることだろう。

ピットや事務所棟の設備もしっかりと作られており、特に休憩室は三河湾を見下せ、室内は綺麗に整備されていた。
流石は伊藤さんと感心した。

西浦温泉は海べりのホテルをとった。
普段、畳の生活をしていないので少し落ち着いた雰囲気になるかと和室を予約したが、久しぶりの畳は、歳をとると立ったり座ったりが大変になっていることを実感した次第だ。

二日目は、当初は豊川稲荷を参って、発祥地と言われる「いなり寿司」でも食べて帰ろうかと思っていたのだが、せっかく岡崎城で「どうする家康」の展示を見たことだし、そういえば先週のテレビは長篠の戦いの寸前で終わった。
Google Mapによると、豊川稲荷から小一時間も走れば長篠の合戦場に行けるではないか、と、長篠に向かった。

国道151号線で長篠の合戦地あたりを通り、新東名高速の新城インターに入り、下り方向に直ぐの長篠設楽原PA(パーキングエリア)に入った。
ここは長篠の戦いでの織田信長の茶臼山の本陣跡に隣接している、というより、このPAを作るにあたり信長の本陣跡に決めたとしか思えない。
信長の本陣跡は写真の小山の頂上になり、PAからは左側の階段から上っていくことが出来た。
きっと当時は、このような杉木立は無く、向こう側での合戦を見下ろせたのであろう。

今週末のテレビでは「長篠の戦い」が舞台となろう。
このPAで土産物ほどでも無いが、夏も近づくので下の団扇を買って帰った。
先週のテレビでは、岡崎城に援軍の要請に走った長篠城奥平家の家臣、鳥居強右衛門(とりい すねえもん)が岡崎からの帰路、武田軍に捕まり、磔(はりつけ)にされたあたりで終わった。

今週末は、いよいよ長篠の戦いになる、いやはや、テレビが楽しみだ。

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