金沢に行ってきた 前編

Railway

金沢に行ってきた。
目的は3つあった。
・今年は我が家に忙しい物事が複数あったので、家内と慰安旅行として温泉に行きたい。
・金沢には以前に訪れているが、あまり良く見ておらず、少し落ち着いて見学したい。
・来年3月には北陸新幹線が敦賀まで延伸し、名古屋~金沢間の”特急しらさぎ”が敦賀止ま
 りになってしまうので、”しらさぎ”で金沢まで行きたい。

名古屋出発前の特急”しらさぎ5号”、大阪発で人気の高い特急”サンダーバード”と同じ車両(JR西日本683系)である。
”サンダーバード”は琵琶湖西岸の湖西線を経由して北陸本線に向かうが、一方”しらさぎ”は名古屋から米原までは東海道本線を西に向かい、米原で方向転換をして北陸本線を北上し、びわ湖の東岸を走るルートだ。
何れも、金沢に向けて快調に飛ばして走る人気の特急だ。
大げさに言うなら加賀百万石の歴史とグルメの街に向かう魅力的な特急列車で、真っ白な車体のお洒落なイメージが良い。

特急”しらさぎ”の普通車内、製造年から10年前後経つが車内は快適。

既に金沢の兼六園では木々に雪吊が施されており、出来れば雪景色の兼六園を見たいと思いつつ向かうが、写真の関ケ原をあたりは完全に雪景色になり、期待が膨らんだ。

敦賀駅に侵入する”しらさぎ”、横には新幹線の駅が見えてきた。
新幹線開通後は、この”しらさぎ”や”サンダーバード”は、新幹線ガードの下に入るようになり、乗り換えを上下移動にする模様。

その後、車窓には新幹線の線路が所々平行して走る。

北陸本線は線形が良く、この”しらさぎ”も120km/hで快調に飛ばして走る。
「これだったら敦賀で新幹線に乗り換える必要は無いのに」と思う。
そもそも、新幹線が通ると在来線はローカル化する傾向にある。
この”しらさぎ”や”サンダーバード”の場合、琵琶湖周辺の景色を眺めつつ、北陸本線の景色を、町並みや田圃の景色を平面に見つつ旅をする感覚が良いのだ。
新幹線は早く移動することばかりが優先され、旅行をする情緒が薄い。
例えば、新幹線が出来たとしても、”サンダーバード”や”しらさぎ”を金沢まで残して、選択の自由があれば、おそらく多くの人がこちらの特急を選ぶことだろう。

金沢駅に到着すると、向かい側のホームにサンダーバードが到着してきた。
電光掲示板にあるように、この列車は前方の車両を切り離して和倉温泉まで行くようだ。
つまり、大阪/京都から和倉温泉まで直通で行けるのだが、新幹線が出来たらどうなるのだろう。
一旦、敦賀で新幹線に乗り換え、再び金沢で乗り換えて和倉温泉に向かうことになるのか、その時、その短い区間に、この快適な特急列車が存在しているとは思えない。

“しらさぎ5号”は12時48分着なので昼食は少し遅くなるが我慢して金沢で寿司を食べることにした。ガイドブックで紹介されている”まいもん寿司”に行くが、やはり並んで40分程待った。
写真のランチメニューを頂いた。確かに有名なノドグロは美味だったが、全体的には普通でしかなかった。

兼六園には殆ど雪は無かった。
有名な二本足の「ことじ灯篭」を入れて写す。
因みに、 徽軫(ことじ)灯籠とは、楽器の琴(こと)の糸を支え、音を調整する琴柱(ことじ)に似ていることから、この名称になった由。

雪吊りは、このように見られたし、僅かな雪も芝生の上には残っていた。
雪吊りは、北陸地方の重い雪から木の枝を守るために縄が施される。街中にも雪吊りは多く見られ、金沢の冬の風景。

ひと回り兼六園を眺めると「時雨亭」というお茶室があった。
まさに、曇り空からは小雨が降り始めて時雨になってしまったが、シャレにならない。
五代藩主 綱紀の頃に作られたお茶室とのこと、無論、再現された建物だが、数寄屋造りの感じが良い。
まずは、お抹茶を頂こう。

約10名程でお茶を頂いた。渋みの少ないおいしいお抹茶だった。
そして、お茶を皆が飲み終わると後ろの障子が開けられて、お庭の景色を愉しんだ。
ただ、障子を開けるとガラス戸が無くそのままお庭に繋がる。不思議に思い聞くと、悪天候の時には廊下の外側に雨戸があって閉められるらしく、納得。
寒かったが、窓の外の景色が、まさに生で見られる志向に感心をした。

小雨の降る中、兼六園の観光を終えてホテルに向かうのだが、兼六園の佳坂口から石川橋を渡った向かい側に金沢城があるのだが、ホテルには金沢城の中を通り抜けて行けそうなので、金沢城を見学しつつ帰った。
因みに、金沢城は夜間のライトアップが有名だが、この時期は土曜日のみとのこと、残念。
お城を通り抜けて出たのが大手門。つまりお城の正面入り口だった。
そしてホテルは、そこから徒歩1分のところだった。

宿泊するホテルは大正ロマンをテーマにしていた。フロント横のラウンジはステンドグラスの美しい、とても雰囲気の良いホテルだった。

部屋も同様に、大正ロマンがテーマの部屋で、ガラス戸にはステンドグラスが配されていた。それにも増して調度品から器、夕食、サービスそしてアメニティに至るまで素晴らしく、とても快適だった。
ここは本物だ。

というところで、話が長くなるので金沢旅行の前編として、一旦終了。

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