殆ど他の運動はしていないが、ウオーキングだけは続けている。
どこの町にも整備の行き届いた綺麗なところはあると思うが、私の住む鈴鹿にも、有難いことに写真のような綺麗な遊歩道があり、ほぼ毎日、ここを歩いている。
この道は「四季の道」と言い、四季折々の樹木が植えられている。
桜のトンネルはもう消えてしまい、真っ白に弧を描くユキヤナギも散ってしまったが、今はツツジが咲き始め、アカメの紅い葉っぱが鮮やかになりつつある。
そして、今まさに藤の花が満開で、溢れんばかりに咲いている。
途中3カ所ある藤棚では、薄紫の花から香りが、そう、藤の花から甘い匂いを出すことを今年初めて知った。
この「四季の道」の一方の終点は、そのまま「神戸(城)公園」に繋がっている。
織田信長の三男、信孝の城で、小さな城跡に今は天守閣も無いが、私には興味も無く、歩かせて頂ければ良い。
この城の中の公園の道を一周して「四季の道」を引き返す。
というルートで、時間にすると30分強、連日歩くので無理をしないようにしている。
過去、スポーツクラブに通ったこともあるが続かない。マシントレーニングやスイミング、そしてサウナに入ると大変気持ち良いものだが、何かをきっかけに行かなくなってしまう。
しかし、このウオーキングだけは続いている。
その理由を考えると、まずは運動の必要性を感じているからではあるが、一方で、この「四季の道」のおかげだとも思える。
それは、道の周りに植えられた木々や草花に接し、毎日、自然の美しさを感じられるからでもある。
花は綺麗だ、しかし緑の濃淡、陰影だけでも充分に目を愉しませてくれる。
そう、自然の景色は全く飽きることがない。
いつも思う、自然には敵わないなと。