何故か、誰でも知っているD51。
むしろ「デゴイチ」などとニックネームで呼ばれることが多い。
何故にD51が有名になったのかは判らないが・・・
ひとつには、蒸気機関車で日本最多数の1100両を越えるD51が生産され、全国各地で見られたこと。
あるいは、貨物機だがスピードも出る性能ゆえ、貨物列車だけでなく客車列車も牽き、その運用が広範囲だったこと。
などと言うよりは、「デゴイチ」という呼び名が親近感を持たせたのではと思う。そして、一般の方には「デゴイチ」が蒸気機関車の代名詞のようになっていると言えよう。
また、マニア的には機関車のプロポーションが良い。
4つの動輪、先輪と従輪の配置。ボイラーとキャブのバランスなど、鉄道好きの気持ちを掴むものがあるようだ。
イギリス型の模型だけでなく、時折、こうして日本型も走らせている。
このD51はKATO製、ご覧のように停止していてもヘッドライトが点いている、つまりDCC(デジタル・コマンド・コントロール)そしてサウンド仕様に改造している。
そのデコーダーはクマタ貿易製である。
客車はトラムウェイ製のオハ35、ぶどう1号という濃い茶色の塗色で3等車のマークが入っており、昔を懐かしみ購入したものだ。よく見ると室内灯が点いているのだが暗いので明るい部屋では気付かない。
キャブ(運転台)回りのアップ写真。
ウエザリングを施せば、より実感的になるのだが、怠け者ゆえ購入時のままである。
それでも、こうして拡大して見るとなかなか実感味がある。
築堤を行くD51牽く貨物列車。
「ヴォォーーーーッ」と独特の汽笛を鳴らして・・・・
PS:これらの写真を写したのは、斜め上部から照らすライトを取り付けたので、その試写でもある。本来、日本の真っ黒な蒸気機関車は車体が暗くなってしまい、なかなかこのように細かい部分まで見えるように写らなかったので。