開通したばかりの路線

Railway

ご存じの方も多いかと思うが、2023年3月18日、相模鉄道(以降相鉄線)が新横浜を経由して東急東横線に繋がった。
たまたま行く機会があり、早速新線を乗ってみた。

まずは新横浜駅の新しい改札。
案内板の下部には「相鉄新横浜線」「東急新横浜線」とあり、この駅を境に路線名が変わるようだ。

「海老名行き各駅停車」に乗るが、東急の車両が入ってきた。

新横浜から各駅停車でも38分で海老名に到着した。
海老名は小田急線との接続駅であり、また、小田急ロマンスカーミュージアムがあるのだが、あいにくこの日は休館日であることは周知していた。

やむを得ず、というか、海老名は最近開発著しいと聞いており、東口に行くと「ビナウォーク」なる大きな商業施設が隣接していた。
ひと昔、ふた昔、いや三つ昔前にもなろうか、海老名駅に来た折に周りの景色に、なにか殺風景なところだな、と思った記憶があるが、まるで別世界の景色が広がっていた。

何だ何だ、これは!
何故か七重の塔もあるが、とにかく「歩いて楽しめる界隈」として非常に多くの店舗が並ぶ大きな施設である。

ビナウォークで一休みしてから駅に戻り時刻表の上の路線図を見る、写真は肝心の左端が切れてしまった。
相鉄線は、元々は右側半分の、横浜⇔海老名と、二俣川から分岐して湘南台までの比較的シンプルな路線だったのだ。
しかし、新しく西谷から新横浜方面に分岐して地下に入る路線が完成したことで、その後、4方向へと行く路線が出来た訳で、いきなり大きなネットワークが出来て、言わば複雑になった。
左端の各路線の終着駅名は上から、
・JR埼京線経由で「川越」
・東京メトロ南北線経由で「浦和御園」
・都営三田線経由で「西高島平」
・東部東上線経由で「川越市」
それぞれ途中は色々な路線を経由する訳で、現在の東京の総合乗り入れの複雑さそのものである。
それにしても、よくぞ狭軌(1067mmの軌間)の路線が色々と繋げられたものと感心する。

たった二線しか持たない相鉄海老名駅だが、こうしてJRの車両や東急の車両そして相鉄の車両が、それぞれの行先(方向幕)を表示して次々と現れる。

新横浜への帰りには「浦和御園」行の特急に乗車した。
新しい21000系の車両で「祝開業 相鉄・東急新横浜線」のヘッドマークが華々しい。
ただ、相鉄線の快適だったクロスシートが無くなり、全て通勤電車そのもののロングシートになってしまったのは残念である。

特急では、海老名から僅か27分で新横浜に着いた。
海老名から新横が27分! 何と便利になったことだろう。
私が以前に勤めていた会社が厚木方面にあり、毎月会議で鈴鹿から向かっていたのだが、新横浜からはJR横浜線で町田に、町田から小田急線で海老名を通過して厚木に向かっていて、その経過時間は体得している。
こんな路線があれば楽だったのになぁと思うことしきり。

新横浜駅では改札横の出口5Aのエスカレーターで上るとJR新横浜駅の正面(北口)の階上歩道橋に繋がっておりアクセスはとても良い。

そして、
最後は駅弁だ。
新横浜の新幹線ホームの売店で崎陽軒の「シウマイ弁当」を買って「のぞみ」に飛び乗った。
昔のままと思いきや、よく見ると包装紙には”みなとみらい”の街並みが画かれている。
でも、味は「昭和の美味さ」そのものだった。

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