ホビールーム

Railway

以前にホビールームを紹介して久しい。 また、初めて本ブログを見る方も居よう、ということで改めて私のホビールームの紹介をしたい。

二階の6畳洋間が我がホビールームで、ドアには趣味の仲間から頂いたイギリスの蒸気機関車(LMSロイヤルスコット級6100号機)のプレートを貼っている。

部屋の構成はニトリで購入した同じシリーズの飾り棚(食器棚)と机を配置して通路をとり、レイアウトの外寸を決めたが、結局レイアウトの外寸は3300×1300mmとなった。

部屋は奥側から見るとこんな感じで、手前には見学に来て頂いた時を考慮した空間を設けている。なお机の天板は折り畳み式で、下に倒せばかなり広くなり、3~4名程度が見学可能として設定した。
また長手方向では、レイアウトと奥の壁の間には26cmの隙間を作りメンテナンス通路としている。

レイアウト下の台は商品名システムワイヤーシェルという、ホームセンターで販売されていて、よく整理棚に使われている市販品で、キャスターが付いているので、実はレイアウトは移動を可能とした。つまりレイアウトを手前に動かして、レイアウト奥側の作業が容易に出来るようにしている。
先述の26cm隙間は奥に入る時の通路でもある。

因みに展示棚の中はこのようなもの、左側から・最上段はアメリカ型車両、2段目/3段目はドイツ型車両・4段目はドイツ・メルクリン車両、下にはストラクチャーが入る。中央の棚は上から4段目までイギリス型車両、5段目は日本型だ。右側の棚は全て日本型車両になる。
右上のガラスケースはスイスのレーティッシュバーンの模型(HOナロー)が入る。
収集癖がある訳では無いのだが、いつの間にかこんなに増えてしまった。

レイアウトはイギリス型で、景色も車両もイギリスの模型になる。
景色はイギリスのコッツウォルズ地方の、羊の居る丘を中心に同地方の古い建物らしいものを並べた。
また、奥の高架の上には街を作った。
車両はイギリスの鉄道が最も華やかだった頃、つまり「Big Four時代=1920年代~1947年」の蒸気機関車時代の車両を主体としている。
模型のコントロールはデジタル・コマンド・コントロール制御(以下DCC制御)とし、無論アナログ制御にも切り替えられる。

街はイギリスのどこにでもありそうな街並みを作った。(建物の製品は全てHORNBY製)
当初、街を作るにあたり、鉄道路線との組み合わせに悩んだが、そういえばイギリスでは郊外以外は街と線路が平面上にあることは少なく、よって、鉄道路線の上に街を配置することで言わば小さな街並みが成立した。
手前の街並みが商店街で、奥の通りはイギリスによくある二戸一の住居が並ぶ。
商店の建物は5棟だが、実は鏡を使って10棟に見せている。

イギリスで最も有名な蒸気機関車「マラード」。正確にはLNER(ロンドン・ノース・イースタン鉄道)のA4型機関車で、因みにイギリスではすべての機関車に名前をつけている。
「マラード」が有名なのは蒸気機関車の世界最高速203km/hを記録した機関車であることで、よくぞ1938年という昔に、そのような速度を記録したものと感心する。
「マラード」が牽引していた「フライング・スコッツマン」はロンドン・キングスクロス駅を10時に出発してスコットランドのエジンバラに向かっており、伝統的に戦時中を含め、近代まで続いていた。
この模型は、英「ダポール社(DAPOL)」の製品で”ブラックラベル”なる同社の高級仕様。
当然、DCC仕様で3気筒のドラフト音(シュッシュッ音)を出して走るが、操作出来るファンクションは20もある。ご覧のように発煙装置を持ち、ヘッドランプ(ライト)が点き、またキャビン内の火口にはシャベル音に連動して釜火の光がチラチラと光る。
無論、後ろの客車も「フライング・スコッツマン」の木造客車で、室内灯は私が工作をして組み込んだものだ。

こんなシーンも写してみた。客車はオリエント急行にも使われて有名な「プルマン客車」だ。
模型の製品は英「ホーンビィ(HORNBY)」製で、テーブルライトが光り、またカーテンやドア周りや各部分の細密な作りが見て頂けよう。

一方、こちらは踏切のシーンだ。イギリス独特の踏切で列車が通過すると実物では扉を90度回して鉄道側が踏切が閉まった状態になり、車両や歩行者は安心して渡れる、無論、車は一旦停止の必要は無い。
模型の製品は英「バックマン」製でレジン製品。手動で可動出来るし、左右の柵も一体で出来ており非常に良好な製品。

これは先述のLNER(東海岸を走る)「フライング・スコッツマン」に対抗してロンドンからスコットランドまでスピード競争を繰り広げた中央/西海岸を走るLMS(ロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道)の「ロイヤル・スコット」の編成。
牽引するのはLMSコロネーションクラスの「ダッチェス(オブ・アソール)」。4シリンダーを持ち動輪径は2,057mm、最大馬力2,511psを誇った。(模型はHORNBY製)

「フライング・スコッツマン」がロンドン(キングスクロス駅)を10時に出発していたのに合わせて、この「ロイヤル・スコット」もロンドン(ユーストン駅)を10時に出発していた。
蛇足ながら、本当にイギリス人は競争が好きだと思う、野球やサッカーをはじめとした各種スポーツの発祥国だったり、自動車レースでは今も多くのF1チームはイギリスにある。

線路配置は、メインラインは複線(青線/赤線)で変形8の字を描いて周回距離を伸ばしている。
地下のヤードは6線で両側から出入り可能で、そのまま本線となる。
車両は20m級車両では5両編成までが駅のホームをはじめ、無理なく走れる。
支線(緑線)は上の駅から1周して下の駅に行き、その後、地下鉄のような線路をリバースして、下の駅→上の駅に戻る。
線路は全てKATOのユニトラックを使用していて、メインラインの最小曲線半径はR430、支線は最小R370としている。車両限界としては25m級の2階建て車両(amtrakなど)が走れること、またパンタグラフは上げた状態で走れるようにしている。

いつもはイギリス型の列車を走らせて楽しんでいるのだが、時折、日本型も走らせたくなり写真のように日本型車両を揃えて走らせることもある。
このEF65をはじめ上に見えるEF58やDD51、他にD51、C58、DE10などもDCC仕様に改造している。

「ピャー!」とホイッスル(警笛)など鳴らすと「日本だ!」と、意外とホッとするものである。

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