コロナ禍で遠出がままならない中、フォルダーにある写真の中から綺麗に写せた場所を思い起こしてみた。
これまでに、そんなに多くの国を訪問出来た訳では無いし、また訪れたのも、大方は仕事絡みではあったが、それでも幾つかの印象深い所に行くことが出来ていた。
タイトル写真は、少し早起きをして散歩に出た時に写したもので、民家の景色だ。
特に、これらの家が綺麗なだけでなく、周りには、こうした住居が広がっていた。
場所はというと、アメリカはコネチカット州のミラートン(Millerton)という街である。
コネチカット州はニューヨーク州の北東隣りの州で、私にとっては初めての東海岸への訪問だった。
西海岸には何度か訪れていて、土色の広がる景色がアメリカだと思いがちだったが、緑の広がるコネチカットの美しさにはいたく感心をした。
こちらが宿泊したSIMMONS INN。
木々に囲まれ、前には芝生の庭が広がる、とても雰囲気の良いホテルだった。確か2泊したのかな。
老夫婦がオーナーの典型的なCountry Innで、とても親切にして頂いた。
老夫人が部屋まで案内してくれたが、諸々の細かな説明をしてくれたあと、テーブルにあるお菓子の缶の蓋を開け、「ウイスキーもお菓子もご自由に」と言って部屋を出て行かれた。
お菓子の缶からプレッツェルをつまんでみたが、なかなか美味しかった。
滞在中に一度リビングルームに降りてみた。
すると、オーナーの老主人が声を掛けてくれた。
私は決して英語が堪能ではなく、所謂カタコトレベルなのだが、やさしい単語で話してくれた。
老主人は退役軍人で、私が日本人と判ると、若い時に日本に行ったことがあり、横須賀に暫く滞在したとのことだ。
そして、「日本に居て驚いたことがあった」と、
「What !」と私。
「テレビを見たら、ジョン・ウェインが日本語を話していた!! 」と。
いや、笑わせて頂きました。
この周辺には湖が幾つも点在し、とても美しい景色が見られた。
ニューヨークの中心から車で約2時間余り、マンハッタンの喧騒から比べると想像も出来ないような、美しい自然の姿がコネチカットにはあった。
