新品のターンテーブルの箱だ。
実は、同じものが私のレイアウトには備わっているのだが、取り替えることにした。
それは、車両が動かないトラブルが出た為で、注文先のメディカルアートさんからは、あのターンテーブルは、かなり簡単な配線で出来ていますよ、と修理を促されたものの、固定レイアウトに組み込んでしまっているので、剥がした上で原因を探るのが面倒というか、何といっても金額が12,000円と安いので、取っ替えてしまう方が手っ取り早いと、怠け者そのものの意識で注文していた。
トラブルの状態は、写真手前の進入線路から直進の時には走るのだが、写真のようにターンテーブルを回すと車両に電気が行かずに走らなくなるのだ。
何れにしても、レイアウトにガッチリ組み込んだターンテーブルを、まずは剥がさなければならない。
金槌にドライバー、そしてスクレッパーなどを使ってバキバキと石膏を剥がし、ターンテーブルを外した。
無残なターンテーブルを外した跡。
このようにHORNBYのターンテーブルは穴を掘ることなく取り付けられる。
黒く出ている配線はターンテーブルの回転用で、新しいターンテーブルの配線もここに繋ぐ。
一応、外したターンテーブルは分解して構造を確かめる。やはりメディカルアートさんが言われたとおり、原因は簡単で、進入線路の裏に接する切片が、上からの石膏に押されて接触不良を起こしていたのだ。ここを治せば良い訳だが、もう、新品買っちゃったもんね。
とりあえず、一旦新品を置いてみる。
無論、これまでと同じ製品だから問題なく位置も確認できる。
いや、新品は気持ちいい。
製品はプラ製品のままなので全体にグレー塗装をする。
手前の進入線路の下からの給電用切片と線路をハンダ付けをして同様のトラブルが起こらないように対処した。
ターンテーブルの奥側にあたる部分を自然に見せるべく、今回は紙粘土を使って土手風にした。
ターンテーブルの設置をして、手前側の造作に移るが、今回は各線路間の地面を道床レベルに嵩上げして、機関区らしくすることにした。
一方、折角新しくするのだから周りの景色も雰囲気を盛り上げることにした。
当初、このレイアウトを作る時に使えるのかリサーチで買って持っていたPECOの駅舎も、構内詰所として利用することにした。軒の屋根(シェルター)の削除と、それにプラ製品は綺麗過ぎて他のレジン製品と合わないのでウェザリングを施すことにした。
こうして、何とか完成に漕ぎつけた。
全体に以前より完成度を上げ、手持ちのストラクチャーも配置したことで、かなり良い雰囲気が出た。
新しくやり直した価値があった。