続 レイアウトはアートだ  公園

○公園_2.jpg
前回のレイアウト製作記事「丘の製作」の最後に、製作した牧草地の横の芝生の部分を「さて、どんな感じに仕上げてみようか」としていたが、その続きになる。
芝生の広場なので、公園であることは想定したもので、イギリスにはそこここに公園があるので、当たり前の景色なのだが・・・とは言え、何か多少の意味を持たせたい、と。


公園ベンチ_1.jpg
まずは芝生の中に道をつけ、そこに公園特有の木製の分厚い椅子は必要だな、と思っていると英HORNBY Magazine誌の広告に、まさに望みのPark BencheがMETCALFE社から新発売されたことを知り、早速取り寄せて頂いた。
たかが公園のベンチなのだが、やはり本来の形が欲しかったので、何とも絶妙のタイミングで発売されたものだ。
METCALFE.jpg
因みに、このMETCALFE社の製品は、厚紙をレーザーカットしたもので、日本でも最近は色々な製品が出ているが、右の雑誌広告のように、このメーカーは実に色々なクオリティの高い製品を出している。
さて、公園だが、何らかの記念の公園とかにしたい。
ということで、公園の中央あたりの道をサークル状にして、その中に、まずは銅像を置いてみた。しかし、田舎の小さな公園に荘厳な銅像は不釣り合いな雰囲気になってしまった。
〇公園_3.jpg
そこで、HORNBYのカタログにポンプ小屋を見つけた。そう言えば、どこかの田舎町でこんなポンプ小屋を見たことがあったので、前述のベンチと共に取り寄せてもらったのだが、これが意外と似合ってしまった。古いものを大切に保存するイギリスらしさが感じられ、よって「ポンプ小屋のある公園」となった。
また、公園を横切る道も写真左手前には教会があるので、そこに繋がる道として意味を持たせられた。
その公園の先になる駅前ロータリーには、中心に記念碑を置いた。
War Memorial(HORNBY製)なので一寸シリアスなのだが、教会との関連性を感じなくもない。
また、道路の中央にはロータリー手前で左側を指示するTraffic Island Bollard (BACHMANN製)を設置した。
こうした小物で実感味をグンと出すことが出来たようだ。
○駅前.jpg
このように、イギリスの鉄道模型は細かなものまでストラクチャー製品が誠に豊富である。それはレイアウトを作る人が多いと言うか、鉄道模型の楽しみ方として、車両だけに偏らず、情景(レイアウト)と共に楽しむものとなっているからであろう。

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