6人で乗る用があり、私のヴェゼルでは間に合わず、レンタカーのトヨタ ヴォクシーを借りた。約300キロ程走ったので簡単に印象を記したい。
同様に多人数を乗せる場合にレンタカーは時折利用するのだが、これまでトヨタ ヴェルファイアを利用していた。リッチで素晴らしいクルマなのだが、我が家の駐車場には少し大き過ぎることもあり、小さめのヴォクシーを借りることにした。

ヴォクシーで嫌いだったのはデザインだ。特にフロントのガオーッ顔は何だ!
無論、マーケットで受けるからかも知れないが、車は景色の一部だ。美しい花が好まれるように、路上の景色を、街の景色を良くしてほしいのに。
それはさておき、いざ乗ってみると、外観に似合わず大変乗り易いクルマだった。

レンタカーなので当然廉価バージョンのS-G 2WD (7人乗り) 2L ガソリンエンジン モデルだった。
本当はハイブリッド仕様に乗りたかったのだが、レンタカーだから指定出来なかった。
因みに2Lエンジンは170PS/6600rpm、20.6kgf.m/4900rpmで、また、ダイレクトシフトCVT(10速シーケンシャルシフトマチックギア付きCVT)なる複雑な機構を備えており、スムーズで強い加速性能が得られている。
こうして事実上、通常の走行では何の問題もなく快適に走る。
もはや現代のクルマの性能たるや、何と素晴らしいことか。

また、サスペンションも違和感く普通に良い。特に、段差を乗り越える時のハーシュネスが小さく、ヴェルファイアのバネ下が踊る感じからは、かなり軽減されている。事実タイヤサイズが小さくバネ下が軽い訳だが、履いているブリヂストンのTURANZA 205/60R 16が良い働きをしている感じがする。

何より気に入ったのは運転支援のレーダークルーズコントロールだ。
もはや、最近のクルマに乗って高速道路ではクルーズコントロールに入れるのは常態化していて、本当に楽チンなドライブが出来る。それでも、まだまだ人間の方が優秀なのでコイツ(クルマ)に全て任せる訳には行かず、サポートして走るのだが、今回のBOXYで私のヴェゼルより良いのはレーンアシストで、要は車線の中央を走るのが上手い。ヴェゼルでは路面の傾きや、センターラインの複雑な形状などで偏ってしまい、ステアリング修正が要るのだが、このBOXYは殆どの場所で、自然に車線中央部分をトレースするので気持ち良かった。
また、レシプロなので車間距離の保持の加減速も、モーター無しでも(回生ブレーキやモーターアシスト無しの意)比較的上手に加減速する、結構トルクがあるのかな。

今回は、全席に私を含む大人2名、2列目にチャイルドシート2つ付けた子供(孫)2名、3列目に、その親(我が娘)と祖母(我が女房)たる大人2名が乗車して移動したが、その3列目の印象が、これまでのヴェルファイアよりシートが良くて楽だった、とのことで、きっとシート形状が良かったのだろう。
また、トランク部分にそこそこの荷物も積めたのでスペース的にも有効だった。

ということで、1泊2日借りたVOXYに燃料を満タンにして返却に行くが、そうそう、鈴鹿は何故かガソリンが安い、いつものスタンド(JA-SS)で入れたが今回は160円/L、殆どの時は158円だ。どこかに出掛けてガソリンスタンドの値段表示を見ると、いつも鈴鹿よりかなり高い。
鈴鹿に立ち寄った時には燃料補給を・・・宣伝してもしょうがないけど。
今回はVOXYを借りて良かった。イカツイ顔はともかく、このサイズは乗り易い。
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