この3月14日から運行を開始する近鉄の名阪特急「ひのとり」だ。
所要で鈴鹿から大阪に出掛けたのだが、途中の名張に停車すると隣のホームに「ひのとり」が・・・
私の乗るアーバンライナーの車掌氏に「一寸、ひのとり の写真だけ撮らせて」と、ホームに出て写したものだ。
写真はホームの柱が入ってしまい恐縮だが、
流石に近鉄のフラッジシップたる車両で、デザインが素晴らしい。そして、濃い赤メタリック/ブラックの塗装が美しく「ひのとり」のマークと共に強い印象を与える。
「しまかぜ」同様に、一般の方にもインパクトを与え、人気の車両となるだろう。
アーバンライナーの後部より、写真右側のホームから大阪方の本線を横切り、名古屋方向に出て行く「ひのとり」の後部を写す。
一寸、珍しい角度の写真となった。
大阪には時々、近鉄で出掛けることがある。
車で行くよりも、近鉄アーバンライナーで行く方が快適である。
写真は伊賀神戸近くの木津川の上流、単線の線路は伊賀鉄道
電車を利用するのは、アーバンライナーの快適さに加えて、近鉄沿線は景色が良く、車窓の景色を楽しめるからでもある。
青山あたりから山間部に入り、そして伊賀盆地を走り名張に、やがて名張を出ると再び山あいに入って行く。
自然の景色と少し古い民家が映り、そこの生活を垣間見る思いもする。
やがて、榛原を抜けると長い下り勾配にかかり、長谷寺を通り抜けて坂を下り切った桜井あたりからは奈良の家並が続く街の景色へと移り変わる。
大阪に入り、高安車庫では一瞬、色々な車両が見られる。
それにしても、リバイバル塗装の黄色/紺色の車両の美しさには今更ながら感嘆する。
如何にも”ベタベタの大阪”らしい屋根が続くと鶴橋に到着する。
難波はもうすぐだ。
やがて、これらの景色を「ひのとり」の車窓から眺めるのが楽しみである。