イギリスのホテル スウィンドン

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そういえば、このホームページTravelのコラムの更新が久しく無かった。
そこで、私の好きなイギリスのホテルでも紹介することにしよう。
イギリスの地方のホテルは本当に落ち着いて過ごせるから。


ホテル入り口.jpg
2016年に鉄道旅行をした時に泊まったホテルから。
ロンドン・パディントンからインターシティで西に約1時間、スウィンドンにあるマナーハウス「Stanton House Hotel」に泊まった。
因みに、マナーハウスとは、領主や貴族が所有していた館を宿泊施設に改装したもので、緑の広大な敷地を持つ。
予約は、今は便利な時代で、グーグルマップから目的地付近のホテルをクリックすると日本円での金額や内容が解り、簡単に予約が出来てしまう。また、近くの類似ホテルまで表示されるので、目的に叶うホテルが探しやすい。
このホテルのホームページを見ると緑の中の大きな古い館で、まさに思いどおりのホテルだし、何よりも金額が安いので、このホテルに決めた。
金額は£95(朝食付き、¥13,300)だった。

ロビー.jpg
ラウンジ.jpg
部屋_1.jpg
バスルーム.jpg
部屋_2.jpg
机.jpgホテル内部は昔のままのところや、新しく作られたと思われるサンルームなど、いずれも重厚な雰囲気があった。
部屋は豪華な訳ではなく、むしろ質素な感じだが、昔からの雰囲気が保たれていた。

外の雰囲気.jpgこのホテル、何といっても素晴らしいのは外の雰囲気だ。
ガーデンチェアーに座り、緑の広がる景色を眺めると言うか、その景色の中に居ること自体に、落ち着きと豊かさを感じてしまう。
生憎、私は一人旅だったので椅子でゆっくり会話を交わすことも無く、周りを見に行くことにした。

イングリッシュ、ガーデン.jpgホテルの奥の方にはイングリッシュガーデンがあった。
さほど広くは無いが、綺麗に整備されていた。
ここを通り抜け、突き当りを左に曲がると、ホテルの敷地外に出た。

1本道.jpgすると緑の中に1本の道があった。
何だろう・・・ 何か子供の頃に通ったことがあるような・・・

1本道_2.jpgいや、お伽話のキツネかなにかが出てきそうな・・・
まるで時を遡ったような錯覚を感じながら歩いて行った。

池_1.jpgしばらく歩くと池に出た。
形の良い池には水鳥が居た。
簡単なベンチがある。
少し池を眺めていることにした。
鳥3羽.jpg
鳥が近くに寄ってくる。
餌を求めている様子でもない。
ただ、近くに来たようだ。
鴨が餌をつむぐ水の音と、
時折、木の葉の揺れる音しか無い。
癒されると言うか、
こんな静けさを味わうことは、ずいぶんと長い間、無かったように思う。
馬と散歩.jpg同じ道を引き返すと、前から馬で散歩をしているご夫婦に会った。
「Hallow」
お互いに挨拶を交わした。
近年、イギリスも都市部では人々は警戒心が強くなり、あまり挨拶を交わさないようだが、
私は70年代にイギリスに半年ほど滞在した経験があり、人々は顔を合わすと挨拶をするのが普通だった。
馬と奥さん.jpg
「私達は馬で散歩をしていますが、貴方は?」
「私は、あのホテルに泊まっています」
「どちらの国から?」
「日本です」
「おお、日本ですか、日本の馬はどんな色ですか?」
・・・これには参った、馬なんか知らないもんね、
・・・で、奥さんの乗る馬を見ると薄茶色だ。
「もっと濃い茶色です」と答えるのが精一杯。
「そうですか、では良い旅を」
「ありがとう」
注:文章にすると流暢にしゃべっていたようになるが、実は英語の不得意な私は、何とかカタコトで会話を交わした。
このような、のどかな世界に浸れるのはイギリスの地方だからこそと、嬉しい思いがした。
本当に、このホテルに泊まって良かった。
朝食.jpg
そうだ、忘れてならないのは朝食である。
ここはバイキング形式だったけど、フル イングリッシュ ブレークファーストをゆっくり楽しむと、朝からとても豊かな気分になれた。

〇Stantonの朝食.jpg

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