長年アドバイザーをさせて頂いていた八光自動車工業さんから「アルファロメオ・フィアット/アバルト西宮」のグランドオープンのご案内を頂き、参列してきた。
まずは、ご案内を頂いた招待状にある建物のイラストが目を引いた。
八光さんのオープンセレモニーは何時もオシャレで気持ち良いし、また、暫らく最新のアルファロメオの車も見ていない、そして何より、この建物を見てみたい、とお邪魔することにした。
場所は兵庫県西宮市のJRさくら夙川駅のすぐ南、国道2号線沿いで、周辺にはルノー、ニッサン、フォルクスワーゲン、ポルシェ、ボルボなどのディーラーが並ぶカーディーラーの一等地でもあるが、そうした中でも、ひときわ異彩を放つ建物は、素晴らしいデザインで芸術性すら感じさせる。
そう、駅を降りて最初に建物を見た時に、アントニ・ガウディのカサ・ミラを見た時の印象が甦った。
弦楽器の演奏から始まるオープンセレモニーは、やはり素晴らしいものだった。
そして挨拶と同時にこの建物の説明等もお話された。
アルファロメオのイメージに相応しい流れるようなデザインの建物を建てられた由。
内側は1・2階が吹き抜けの大きなショールームで、しかし、間に柱の無い構造だ。
それには、壁際の弧を描くパイプに強度を持たせる構造がポイントで、そのまま3階の上まで伸びている。
この太い鋼材のパイプを3次元に曲げるのは大変だったとのことで、まさに察しがつく。
3Fからガラス越しに写した写真で鮮明で無く恐縮だが、
外のスペースは歩道一杯に建物を寄せることなく、言わば歩道を広げるように空間を取り、街の景観を考慮されている。
環境デザインとして地域環境に配慮したものとなっている。
八光自動車さんには「乗って楽しいクルマだけを売りたい」というポリシーがあり、取り扱っているブランドは、
イタリアのアルファロメオに始まり、フィアット、アバルト、マセラティ。
イギリスのランドローバー、ジャガー、アストンマーチンそしてマクラーレンと。
まさに「乗って楽しいクルマ」を販売されている訳だが、
今回はその「楽しみ」を、来客頂く店舗のデザイン/作りで自ら表現されたように思えた。
いや、いいものを見せて頂きました。
ありがとうございました。