着陸する飛行機を、間近で写した写真。
凄い迫力だった。場所は大阪伊丹空港、と言っただけで、この場所が判った方も少なくないはず。
そう、伊丹空港滑走路の南に隣接する千里川堤防である。
実は鉄道模型仲間の方に連れて行ってもらったものだ。
当初は、本来の趣味である鉄道関連とは畑違いの飛行機であり、連れて行ってもらっても、すぐに飽きてしまうのではとも思っていたが、次から次へと飛来し、着陸する飛行機を見ていると時間を忘れるように何時間でも楽しめた。
この日は、ジャガーEタイプ(シリーズ1 4.2 ロードスター)を見せてもらいに行ったりと、つまり我々、乗り物なら何かと好きだったのだな。
こちらはターボプロップ機だ。
私は飛行機に詳しく無いので、それぞれの機種など判らない。
せいぜい、以前に仙台からの帰りに乗ったヤツと同じだな、とか。
ところが、実はこれらの飛行機の詳しい情報が事前に判る方法があった。
これがその画面で、やはり同行した鉄道模型の仲間(実は知識人が多い)に教えて頂きダウンロードしたアプリケーションだ。
画面中央、大阪の街の東寄りにJAL2084便が伊丹空港に向かっているのが判る。
また、これ以外にも何機もの飛行機が飛んでいるが見える。
そのJL2084便の飛行機の絵をタップすると飛行機は赤くなり、下にインフォメーションが表示される。
Boeing777-346機で、OKA(NAHA) ⇒ ITM(OSAKA)便なのが判る。
そして下にあるMore infoを開けると、
このように大きく機材(嫌いな言い方、飛行機と言いたい)の写真と、詳細なフライト情報が表示される。(下の宣伝はパス)
どうやらスケジュールより9分遅れで到着するようだ・・・というか、そんなことまで表示される。
これらはトランスポンダを積載している飛行機全てが表示されるようで、ということは現在居る場所の近くだけでなく、世界中?
ゲゲ! ロサンゼルスLAX付近だって簡単に見えてしまう。
タップした赤い飛行機はANA105便で東京羽田行きが飛び立って間も無い。こんなものまで簡単に見られるとは・・・面白い! ハマりそうだ。
つまり、世界中のフライト情報がリアルタイムで可視化状態で見られるという訳だ。
実に凄いことだけど・・・
一方で近年、個人情報の流出の危機管理等はとても厳しい状況になっていて、個人1人に対しての情報を表面化しない世の中になっている。
そうした中で、世界中のフライト情報がリアルタイムで、誰にでも見られるというのは何とも不思議で、危険な感じすら覚えてしまう。
ま、関係ないか。
やがて頭上を大型の飛行機が再び通過し、排気の生暖かい強風に煽られた。