今、発売されている「鉄道模型趣味」誌4月号に私のレイアウト「Big Four Suzuka」が掲載されている。
私の手元には出版元の機芸出版社より事前に送って頂いたので、ひと足早く見ている。
興味のある方は本屋さんで見て頂ければ、と思う。
今月号の表紙はこれになる。
私の記事は6頁に渡り、カラー4頁、白黒2頁の構成となっている。
私の好むところのイギリスの鉄道模型で、”Big Four”と呼ばれた蒸気機関車時代の列車や、のどかなコッツウォルズ地方をテーマとしたレイアウトを、紹介というか発表したものだ。
日本ではイギリス型の鉄道模型やレイアウトの記事は稀で、珍しく見て頂けるのでは思うし、日本とは模型に対するアプローチの異なるイギリスの鉄道模型も、何らかの影響を与えられれば、という思いもあり投稿したものだ。
「鉄道模型趣味」誌は鉄道模型の専門誌としては老舗の本で、それこそ私も学生の頃から目にしていた。
当時、毎号「ミキスト」というページがあった。ミキストつまりミックストレインの略で「貨客混合列車」を意味し、初代編集長の山崎喜陽氏による執筆で「随想・技法・ヒント・解説」と多角的に、鉄道模型の世界を言わば大人の視点から眺めたインテリジェンス溢れるコラムを、あまり理解も出来ないまま眺めていた記憶がある。
そう言えば、このED70の思い出もあった。
確か中学生か高校生の頃、鉄道模型趣味誌の「レイアウトデザインコンペ」に応募し、佳作か入選して賞品として貰ったものだ。
レイアウト(図)は狭軌私鉄つまり伊豆急や名鉄や南海電鉄の走る風景をイメージしてデザインしたものだった。少し変わった切り口が良かったのかも知れない。
賞は賞金3,000円あるいは相当の模型ということだったが、当時3,500円だったカツミ製のED70を小ズルく希望して送って頂いたものだ、思い出したゾ。
50年余り経った今も、こうして現存している。
また他にも私の鉄道模型記事が雑誌に掲載されたことがある。
それはネコパブリッシング発行のRM MODEL誌2004年8月号で、写真の表紙。
“気楽に愉しむ鉄道模型”のメインタイトルに「畳一枚で16番(HOゲージ)は愉しめる!」というサブタイトルを付けて記事とした。
Nゲージが広く普及し、鉄道模型の代名詞にもなりかねない近年、HOゲージでも省スペースで且つ比較的廉価に出来るのですよ、と当時の私の定尺サイズのレイアウトを紹介したものだった。
こうして、一応日本を代表する2つの鉄道模型専門誌にそれぞれのレイアウトを載せて頂いたことになる。
仕事柄、誌面に出ることはままあるのだが、それとは違い、趣味の世界で本に載ることは、また違った喜びがある。
身勝手な喜びだけど。