東京オートサロン

クリスタルベンツ.jpg
先週、“東京オートサロン”に、あるセレモニーに出席するために行ってきた。
“東京オートサロン”は国内最大のカスタムカーショーである。
場所は“東京モーターショー”の行われることでも有名な「幕張メッセ」で開催される。
写真の車はボディー全体をクリスタルガラス(スワロフスキー)で装飾されたメルセデス・ベンツSL600。異様なまでに美しくキラキラ輝いていた。
実は、“東京オートサロン”とは付き合いが古いことになる。
当初は“東京エキサイティングカーショー”として1983年に始まり、晴海の会場で開催されていた。


その当時は、モータースポーツ館があって、我々レース屋さんで作る団体で色々なレーシングカーを出展していた。
そう言えば、ショー会場に面した公道でF3マシンを走らせたこともあったが、確か、あれが日本で初めてレーシングカーが公道を走る許可が出たものだと、事務局が言っていたな。
その、“東京エキサイティングカーショー”のコンセプトは「チューニングを文化に」としたもので、その人気は驚くほど高く、当初より多くの観客が押し寄せ、会場手前の晴海通りあたりから入場する車で道は埋まってしまい、辿り着くのが大変だった記憶がある。
しかし、そんな人気のショーではあっても我々の出展するモータースポーツ館はサッパリ、ガラガラな状態で、数年やったが撤退してしまった。
ただ、その後も若手ドライバーのスカラシップ生の発表を行うなど、オートスポーツ誌発行元の三栄書房が主催するショーだけに、何かと協力をして頂いた経緯がある。
その後、このショーは拡大を続け、会場をビッグサイトに移し、そして今は幕張メッセで開催されている訳だが、今や国内最大というよりも、世界最大のカスタムカーショーとも言われるまでになっている。
内容的にも、当初の、言わば品の悪い改造車だらけ的なショーから、今では多くの自動車メーカーも出展するショーとなり、カスタムカー、コンセプトカー、チューニングカー、スポーティーカー、ワゴン、インポートカー等、様々な種類の車が見られるようになった。
でも、個人的にはあまり趣味に合わないショーではある。
オートサロン会場.jpg
今回の出展は388社が参加して626台の車が展示された。
また3日間の来場者は22万9000人とのこと。
確かに、会場の中は人だらけで熱気に溢れていて、一瞬、「日本の景気は大丈夫じゃないの?」と思ってしまう。
無論、そんなことは無いんだけどね。

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