今年もF1日本グランプリが今年も鈴鹿サーキットで開催された。
私は、ここ10数年は若手育成レースのアドバイザーだったので、そのレースのパドックとなる西コースに居て本コースのパドックに来ることは無かったのだが、今年はサポートレース(ポルシェカレラカップとスーパーFJ)の審査委員としてコントロールタワーで週末の3日間を過ごした。
写真は金曜日、朝のピット裏風景で、まだ人もまばら、このように各チームのホスピタリティテント(仮設チームオフィス)が並び普段の鈴鹿サーキットの景色とは異なる。
以前から興味があったのだが、このF1レース運営の指揮コントロールや諸々のシステムに関して、今回のコントロールタワー詰めで垣間見ることが出来たのは意義深かった。
こちらはピットレーンにて、前がセーフティカー(SC)で後ろがドクターカー。
こうした車を始め、F1車両やチーム機材、そしてテレビ基地などは工場を運ぶほどで、山のような荷物が空輸されて世界を転戦する。
鈴鹿の1週間後にはロシアでの初開催なので、開催地のソチに向けて台風の去った月曜日に移動したはずである。
そう言えば、鈴鹿でF1レースが始まった当初から数年間、私はドクターカードライバーを務めた経緯もあったな。
今回のゲストは、あのナイジェル・マンセル。
写真は翌日の決勝当日にデモランで走る元の愛車「ウイリアムズHONDA FW11」のシート合せをするところだが、太ってしまってなかなか入らない、の図。
これは西コースパドック。F1のサポートイベントとしてスーパーFJレースが昨年より組み込まれている。
パドックは離れていて少し寂しいが、レースは当然大勢の観客の前で走るのだし、上位3名の表彰はF1と同じポディウムで行われる華やかなもの。
若いドライバーにとっては晴れの舞台であり、今年も素晴らしいレースが展開され、まさに将来有望と思えるドライバー達による戦いが見られた。
最後はグランドスタンド裏のグランプリ・スクエアに展示されていた「何だこれは!」と思ったF1マシン。
一瞬、近未来の新ルールによるF1か、と思ったのだが、
実はプレイステーション3のソフト「Gran turismo 5」用にレッドブルレーシングが作った架空のものとのことで、実によく出来ていた。
「ここまでやるか」の感ありだが、ま、色々あって楽しいですね。