フィンランドに行ってきた。
それはマクラーレンのArctic Experience(北極圏体験)3日間コースを受けるためだった。
氷結した広大な湖に、幾つものコース(サーキット)が作られ、マクラーレンで目一杯走る体験をしてきた。
私は昔、レーシングドライバーとしてレースに参加をしてきたが、レースはお金のかかるスポーツであり、レースをする間、多くの方々に支援して頂いてレースに参加してきた。
お陰でステップアップを果たし、海外のレースにまで参加をすることが出来た。
そのレース始める一番最初から支援して頂いた方(Y先生)から、今回のMclarren Arctic Experience のお誘いを受けた。お互い歳をとり、Y先生は81歳、私も76歳ともなった。
お互いの記念の為というか、最後のお世話になることを決めてマクラーレンのExperienceを一緒に受講することにしたのだ。
今回の飛行ルート。
見にくいかも知れないが、地球の北極点側から見た画像で、右下に出発地のOsaka(関空)があり、見事にロシアの上空を迂回して北極を通ってスカンジナビア半島のHelsinkiに向かっている。
今回のMclarren Arctic Experienceの場所は、フィンランドの言わば北の端に近い、イヴァロ空港の西にある大きな湖(Pasasjarvi)であった。
イナリ(Inari)の南に位置します、よろしければGoogle Mapで探してみて下さい。
到着すると10台ほどのマクラーレンGTが準備されていた。
因みに、左のロッジが休憩所で、中は暖かく、飲食物が準備されていた。
マクラーレンのホスピタリティは常に素晴らしいものだった。
そして、暖炉のあるロッジは和む。
今回のコーチ名が発表された。全部で19名が参加し、10台の車両と10名のコーチになる。
私は畑川治なのでOsamuで一番下にあり、Luciano氏がコーチで担当は私は1人のようだ。
右端のShuttle欄は宿泊するロッジまで(約45分かかる)を3日間送迎してくれるドライバー名だ。
湖の上に作られた、今回のサーキット マップ。
全部で17コースもあるようだし、どうも3日間で全てのコースを走るようだ。
いや、これは大変だぞ、と思えてきた。
走るまでは、各サーキットがどれほどの大きさか判らない。とにかく湖は大きいようだ。
このようにして毎回乗り込む。
もうカタカナで書くけどコーチのルチアーノ君はカッコ良い。
後述するが、実は凄いドライバーだった。
このようにしてコース(サーキット)に向かう。
湖の大きさというか、それぞれのサーキットがかなり大きいのが想像出来よう。
各サーキットのコースは積雪部より削り取って凹んで作られているようで、つまり、低い雪の壁の間を走る。
そして、ご覧のように眩しいし真っ白だし、実はコースは大変見にくい。
これは私の走行画像では無いが、おそらくオーバースピードで外側の雪の壁に当たりながらのドライビングを写したもの。
大同小異、私も何度も同様に雪の壁を蹴散らしたり、雪の中に突っ込んだりした。
雪の壁は、接触しても突っ込んでも車を傷めることはない。
そして、コーチ陣はどの参加者にも、コーナリング中に「Power! Power!!」と促していたようだ。
恥ずかしながら、私のドライブ画像・・・動画まで彼は写していたんだ !
ポジションが近くてカッコ悪いが、ひとつはコースが見にくいので高めにしていることと、車は滑りっぱなしなので、ハンドルを常に左右に回さねばならず、ステアリングの上部もしっかり手が届いている為だ。
facebookには動画もあげてしまったが、とにかく滑りっぱなしで大多忙!!
20分も走ると息も切れるし、汗まで滲む !
コチトラ76歳だっつうの !!
後編につづく。
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