NOTE e-POWER at 阿蘇

Automobile

第42回 2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤーに日産自動車のノートが選ばれた。
丁度、オートポリスサーキットのレースに行った時に熊本空港の日産レンタカーで借りたのが「NOTE-e-POWER」だった。というよりも、今年、スポーツランドSUGOのレースに行った時に借りたのも「NOTE e-POWER」で、但し、ワンモデル前の車でがっかりした話は以前のブログで書いた。
https://hatagawa.net/2022/05/15/sugo_epower/
だから今回はそのリベンジで、予約する時に新型であることを確かめていた。この時点ではカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれるとは思わなかったが、日産としては2011-2012の日産リーフ以来久しぶりのカー・オブ・ザ・イヤー獲得ではなかろうか、おめでとうございます。
でも、私の評価は辛口だけど。

スッキリとしたエクステリアデザインは好ましく思っていた。
これまでの日産の少々分厚い感じのデザインから、一新して軽快なイメージとなった。

熊本空港からオートポリスに向かうのには阿蘇の外輪山にあるミルクロードを通る。
景色が良く、信号も無く、快適にドライブ出来る道である。

阿蘇スカイライン展望所にて。
本来、ここでは正面に煙を吐く阿蘇山が見えるはずなのだが、この日は雲が多く見えなかった。

木曜日移動だったので日曜日のレースまで、都合4日間このノートに乗った。
いつものように、コックピットドリルもそこそこに走ってしまうので、この車の詳細は判らないし、インプレッションとかではなく、とりあえず足だ。
前モデルのノートe-POWERと比較すると、各部分が大きく進化していることは走り出してすぐに判った。
前モデルでは乗っても普通過ぎてエンジン車と変わらず、踏み込むとモーターの力強さが出る感じだった。今回は明らかにモーターと感じられるものでスムーズな加速感は気持ち良い。
ただ、アクセルストロークが長いのかセッティングなのか、強い加速を得るには、やはり多めに踏み込む感じだ。
テスラは極端にしても、それこそライバルであろうホンダ・フィットも少し踏むだけで思う以上の加速力に気持ち良さを感じるのだが、そのあたりがまだ普通に感じるし、いざ踏み込んだ時には素晴らしい加速力を持つだけに惜しい。
走行モードはスタートボタンを押して走り始めると必ずエコノミー・モードになっている。片足運転に近い運転の出来るモードで、アクセルの踏み方次第で加速にもブレーキにもなる。積極的に電気回生ブレーキを生かして走るので結果エコノミー運転になる訳だ。
これには全く慣れなかった、気持ち悪い。アクセルオフは惰行してほしいのだ。
よって、私はすぐにノーマルモードに入れて走っていた。

ミルクロードには外輪山を上る為に小さなカーブが連続する部分がある、所謂ワインディングロードだ。
その上り坂では力強いモーターパワーにより快適に走れた。(アクセルストロークは多いけど)
一方、下り坂では、ここでエコノミー・モードにしてアクセルオフ時の強い回生ブレーキを利用することと、補助のようにフートブレーキを併用することで上手に走れることが分かった。

また、ヘアピンカーブの連続ではハンドルをグルグル回すことになるが、変形Dハンドルの平坦部が回しにくい、乗用車でハンドル底部を変形させる意味があるのかと思ってしまう。
そのハンドルでは、親指が少し痛い時があった。それは親指がスポーク部分の角に当たる為で、もう少しハンドルのウレタン部分を内側まで伸ばせなかったのかなと思うし、また、この無骨なスポーク部のデザインはもう少し何とかならなかったのかなぁ。

動力性能は、加速もブレーキも良い、またサスペンションも程よい硬さと乗り心地である。
無論、限界までは攻めてはいず(そんな必要も無い)、ミルクロードでは所謂スポーツドライビングをしたことになるが、とても快調に走れた。
望むべくは、もう少し全体にシットリ感まであればなぁと思う。
それは、ホンダ車は最近、その領域に入っていると思うからだ。ハンドリング、サスペンションに角が無く、全てにクッションでも入っているような。

インテリア。You Tubeのインプレッションなど見ていると大変評価の高いインテリアだ、高級感があると。また、電子シフトの採用でセンターコンソールの下に物入が出来たりと、新しい試みも見られる。

ここからは私個人の好みの問題であり、評価では無い。
私的には、このダッシュボードのデザインはデコボコが多くゴチャついて見えた。最近のインテリアの流れではスッキリしたデザインが主体となっていて、すでに、そちらに目が慣れているからか。
また、ダッシュ上面をはじめ硬いプラスティック部分が目立ち、乗っていてプラスティッキーな印象を受けたし、私的には高級感を疎外して思えた。もう少し表面加工でソフトな印象を与えられなかっただろうかと。
そうか、
スッキリとカッコ良いデザインのクルマなのに、インテリアはあまりスッキリしていないあたりに違和感を覚えたのかも知れない。

3日間の平均燃費は23.5km/lだった。
結構飛ばして走った割には良い燃費だった。
いずれにしても日本カー・オブ・ザ・イヤーおめでとうございます。

PS : 阿蘇のドライブは素晴らしい。
  土・日になると沢山のクルマがドライブし、バイクのツーリングも多く見られた。
  美しい景色を見て、快適に走るのは実に気持ちの良いものだ。

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