日本三景「安芸の宮島」

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これまでに夫婦で「松島」そして「天橋立」には訪れていた。
つまり日本三景の二カ所であり、しかし「安芸の宮島」には行ってなかった。
何か宿題を残しているような感覚があったのだが、過日、ようやく訪ねることが出来た。
無論クルマでドライブだ。

鈴鹿からは約450km、休憩を入れれば約6時間の行程だ。
山陽道は、その名称からは瀬戸内海を見つつ走るのかと思いきや、殆ど海を見ることは無かった。
やはりヴェゼルの運転支援システムは有難く、高速道路での運転の9割はヴェゼルに任せられる。ただ、交通量が多いところは注意が必要だし、ヴェゼルは先の渋滞を見つけるのは遅いので安心していてはいけない。そう、運転支援はクルマの運転を人が支援してやる感じだ。

感心するのは、平清盛によるものらしいが、よくぞ海上にこのように大規模な社殿が造られたものというか、造ろうと思ったものである。

有名な厳島神社の海の上の鳥居は、あいにく改装中であり、スッポリと作業用の足場に覆われてしまっていた。
写真中央の遠方に見えるのが、その鳥居だ。

拝殿、この奥に本殿がある。

一方、向かい側の宮島口には、フェリー乗り場に隣接して新装なったばかりと思われる広島電鉄の駅が出来ていた。
4線が入る清潔で立派な駅である。

広島で有名な「お好み村」、当初より夕食はここで摂ることにしていた。
何と、このビルの2・3・4階の全フロアがお好み焼きの店で20店以上が入っていた。
関西出身の私にとっては「お好み焼き」は、まさにソウルフードであるが、しかし食べるのは関西風のみで広島焼きは食べたことが無かった。

事前に人気の店はネットでも調べて行ったが、やはり、その店はもっとも賑わっているようだった。
見事に手際のよい手さばきも興味深く見た。

まさにボリュームたっぷりの「広島流お好み焼き」だった。
うむ、大阪の「お好み焼き」と広島の「お好み焼き(広島焼き)」は違う食べ物なのだと思った。
簡単に言うなら、コナ(粉)もんの関西風に対し、野菜タップリの広島風・・・かな。

歳をとると目覚めが早い。
しかし、そのおかげで朝陽を浴びつつ海岸べりを散歩することが出来た。

原爆死没者慰霊碑。
やはり広島に来たらのなら、一度はここで手を合わせたいと向かった。

原爆ドーム。
この日は天気も良く、原爆ドームが青空に浮かび上がるのだが、しかし、明るい気持ちにはなれない。

原爆ドームの写真を写していた相生橋の上には、広島電鉄のトラムが走る。
「おお、京都市電だ」懐かしい !!
京都に居た頃というか、子供の頃にどれほど乗ったことだろうか。
ひょっとすると、以前に乗ったことのある車両かも知れない。

広島の街はとても良い感じだ。
路面電車を残したのは賢明だったし、道は広くて綺麗だ。
そして何より、街自体が広々として良く整備された美しい街に、すっかり気に入ってしまった。
厳島神社や平和記念公園/原爆ドームと、手を合わせる旅行だったが、最後は広島の街の好印象を覚えつつ帰路についた。

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