日曜日のウオーキング いや 散歩

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週に3日程度はウオーキングを行っているのだが、毎日、同じコースでは面白く無いので3種類程度のコースを設定はしているが、ただ日曜日は全く違うルートを楽しむことがある。


それは鈴鹿市の神戸(かんべ)の町を歩くのを楽しみにしている。
神戸の町は鈴鹿市役所のある近辺で、以前は鈴鹿市の中心だったところだ。基本的に綺麗に整備された街なのだが、比較的古い町並みも残っていて、昭和の雰囲気が感じられたり、一方では現代の街として整備が行き届いていたり、そして、ウオーキングに最適な遊歩道があるなどかな。
ただ平日は学生さんが多く歩いているが、日曜ともなると人通りは殆ど居なくなるので歩きやすい訳だ。
順を追ってみますか。
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歩き始めは、この遊歩道から。この遊歩道は四季の道と呼び全長1キロ弱。昭和61年に造られたもので道の両側には四季折々の樹木が植えられている、また、いつも清掃が行き届いていて気持ちが良い。

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四季の道は東の終点から、そのまま神戸城跡に造られた神戸公園に繋がる。
この堀の右手が神戸城跡になるが今は天守も何も無い。因みに、神戸城は神戸具盛が天文年(1500年代)に築城し、神戸氏の養子となった織田信長の三男信孝が大改修して天守をあげたそうな。

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神戸公園を通り抜け少し路地に入る。
NHKの「世界ふれあい街歩き」では無いけれど、クルマの通らない路地には何か独特の雰囲気があり、歩く面白さを感じる。
右には綺麗に刈られた生垣、そして左の家は瓦付き木製の塀がなんとも言えない雰囲気・・・昭和だ。

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そして伊勢街道に出る。
今は何とも寂しい通りだが、それこそ昔は江戸をはじめ東方からのお伊勢参りのメインルートだった訳で、多くの人々が行き交っていたことだろう。
「伊勢に行きたい、伊勢路が見たい、せめて一生に一度でも」と。

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伊勢街道を少し戻ると近鉄の鈴鹿市駅に続く道に出る。流石に伊勢街道の面影は無くなる。市役所にも近く、このあたりは再開発で道路も広くなり、綺麗に整備されつつある。

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それでも気に入っているのは、通りの右側には、未だに昭和の匂いの残る町並みが残っていることだ。この喫茶店は少し安っぽい(失礼!)昭和の感じが残る。一度入ってみたけど昭和よろしくタバコの煙がかなわなかった。

〇IMG_0731 (2).JPGそして、近鉄鈴鹿市駅に着く。
日曜日の楽しみは、ここで一休みすることだ。
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近鉄鈴鹿市駅にはファミリーマートが隣接している。一休みで、ここのイートインでコーヒータイムをとることにしている。
時折入る電車と人の行き来を見たり、目の前の駅前ロータリーを通り過ぎるクルマ。目の前にはタクシー乗り場があり、長々と客待ちをしている姿など、長閑なひとときを楽しむ。

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再び歩き帰路に向かうが、新しく歴史的町並みを残す「かんべ本通り」に出る。
昔の造りを再現して作られた「よろず屋」や「お米屋さん」などが通りに並ぶが、面白いのは、最新のIT関係の会社も複数が、この古い街並みの中に入る。
それはともかく、上に電線が無いとこんなにも気持ちが良いのかと思う。

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横道に逸れると、いかにも昭和を感じさせる古いが立派な作りの建物が現存していた。
建物だけでなく庭の手入れも綺麗にされている。
つまり、キチンと保存されているようだ。
表札には「竹島医院」とある、おそらく当時には立派な医院だったことだろう。
私は元々、鈴鹿が地元では無いので判らない。

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今はというと、隣接したところに、大きな竹島医院の看板が建ち、このような立派な医院が出来ている。
鈴鹿は不思議なところで、この医院に限らず、医院がとても多いし、大きな総合病院がいくつも存在する。
何かと病院に出向くようになった私には有難い町でもある。

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再び、昭和な感じの家のある横の狭い道を通る。
そういえば確か以前に知り合いのおじさんが、こんな家に住んでいたなぁ、などと、小さな頃を少し思い出させてくれる建物である。
この手前にも懐かしい建物があったが、もはや取り壊されている。

IMG_0776 (2).JPG昭和の家の横の狭い道を通り過ぎると、すぐ隣にはハウスメーカー(ダイワハウス)の造った建て売りの街並みがある。
住宅地の時代の変化が見て取れるようで興味深い。
この先50年経つと、こうした新しい住宅も時代を感じるような建物になるのだろうか。

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マキの生垣の横を通ると、生まれ故郷の静岡を思い出す。
この一角は、以前は道の左右にマキの生垣が続き、幼い頃に過ごした静岡の家並にそっくりだったのだが、しかし、新しい家が建つ度に生垣は無くなってしまい、今ではこの家だけになった。
確か、以前は静岡のような、もっと背の高い生垣だったはずなんだけど。

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そして四季の道に戻ると、もうすぐウオーキング(いや散歩かな)も終了だ。
それにしても、いつも綺麗に四季の道を整備、清掃頂いている方々に感謝する。こうして気持ち良く歩けるのも、そのお陰だ。

〇0792 (2).JPG万歩計で6725歩か。
まあ、こんなもんかな。

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