思い出のVWゴルフ

Automobile

正月に古い写真を見ていたら、こんな写真が出てきた。
撮影年度を見ると1984年、そうだ、当時この初代ゴルフに乗っていた。
以前に住んでいた家の前で写した写真だ・・・懐かしい。

先にお断りするが、このコラムでは以前に「思い出のプジョー405」を載せたり、http://www.hatagawa.net/002automobile/2011/04/
また色々な車に乗った(乗せてもらった)ことを書いているので、小金持ちのように思われるかも知れないが、全くそんなことは無くて、私の車の購入は殆どが中古車であり「安く、程度の良いクルマ」を見つけているだけで、車に使う費用は一般的に見ても、かなり安い方だと思う。
ということで、今回のゴルフも中古で購入したものだった。
初代ゴルフは、1974年にジウジアローのスタイリングでデビューしている。それまでのVWビートルからは正反対の、RRからFFとなり、丸いカブトムシからジウジアロー得意の角張ったデザインとなった。
この2BOXスタイリングは、この時代以降ベーシックカーの基準となったが、このサイズ(Cセグメント)の車で最初に2BOXスタイリングを採用したのは1972年に発売されたホンダ・シビックである。(偉い!)
一方、ゴルフで特徴的なのは車の高さに目を向けたことで、車室高を取り、乗員が立ち姿勢になることで広い室内空間を確保していた。
あるいは、現代の背丈のある車の基礎になったとも言えよう。
確か私の車は、直4 1.6L SOHCインジェクションの GLEだった。
車の印象はというと、昭和59年と、話はずい分以前のことなので、よく覚えていないのだが、何かガッチリとした質実剛健な、いい車だったような気がする。
当時、勤めていた会社の本社が大阪にあり、”火曜会”と呼ばれる会議があったので、毎週、東名阪道で鈴鹿から大阪を往復していたが、車がトラブッた記憶も無いし、不安も無く走り回っていたと思う。
そうだ、良く無かったのはアクセルが重いことで、長距離走行では踏むのが嫌になったりもしたかな。
○ゴルフ瀬田川_2.jpg
そんなガッチリ作られた感のあるゴルフだったが問題が出た。それは塗装、元々シルバー・メタリックの車だったが、屋根がハゲてきてしまったのである。
もう、お気づきかと思うが、タイトルの写真は車体色がブルーだ。初代ゴルフにこんな色は無かった筈だ、と思われた方はかなり車に詳しい。
そして、このゴルフは全塗装をすることになってしまったのである。
どうせなら、誰も乗っていない色にしてやろうと、腕利きの板金塗装屋さんと散々試し塗りをして、このブルーに決めて塗ってもらった。
そんなことがあってから、このゴルフが自分だけのクルマの感が、より強まった記憶がある。

□ゴルフ常神半島.jpgまてよ、この初代ゴルフがジウジアローのデザインで、後にピニンファリーナがデザインしたプジョー405に乗った、ということは、イタリアを代表する2つのカロッツェリア・デザインの車を持っていたことになるのか・・・中古車だけど。

□405かもしか荘_トリミング.jpg

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