今年は、MiTo、チンクェチェントそして145

Automobile

毎年、新しいアルファロメオの車種に乗れることから、一寸楽しみにしているのが
八光 ジラソーレ サーキット走行会だ。
http://www.hakko-group.co.jp/tps/corporate/2009/07/post-15.html
大阪の八光自動車が開催するイベントで、私は、その八光自動車のスポーツ部門のアドバイザーを務めさせて頂いており、先導走行やドライビングレクチャーなどを行う。 だけの予定だったのだが・・・


Mito_1JPEG.jpg例年、八光ジラソーレ走行会は兵庫県のセントラルサーキットで開催されるが、今年は初めて岡山国際サーキットを使って行われた。
今年、先導車として用意して頂いたのがAlfa MiToと ABARTH 500(チンクェチェント)だった。
最初の先導走行も終えて、Mitoの感じを掴むべく走り始めると、いきなりゲリラ豪雨的な強い雨となった。まったく最近の天気はどうなってるんだ。
最初の挨拶の時に「万一、雨が強く降った場合は各自で走行中止を含めて判断して下さい」と言っておいて良かった、と思う。
2コーナーはあっと言う間に池に近くなり、その先のS字に向かうあたりも川状に水が流れて車が時折ハイドロプレーニングで浮き上がる。
それでも走る。実は昔から雨は好きで、車が滑ってコントロールが大変な状態だと、それをどうしたら上手く走れるのだろうか、とかえって走る意欲が湧いてしまうのである。
一瞬のゲリラ攻撃の雨はすぐに小康状態となり、走り易くなった。
そんな中、ペースを上げてアトウッドでブレーキングしながらコーナーにアプローチする。回頭性は良く、車は少しオーバーステアになる。しかし、少し修正してやるとスムーズにグリップに入る、何て乗り易いんだ。
基本的な操縦性はニュートラルで、まずアンダーステアは出ない。小さなコーナーの立ち上がりでフルパワーを加えても、トラクションコントロール(左右のトルク配分を調整する方式とのこと)が効いて、空転やアンダーステアが出ることは無かった。
ギヤの選択を最初は迷う。マニュアルシフトで6速もあるのでコーナーでのギヤの選択が分かりづらいが、それも数周で正しいギヤが読めてくる。それにしても、このサーキットのコーナーでは2速と3速の間になってしまう所が何ケ所もある。
1368ccの排気量ながらもDOHC16Vターボから155馬力を出すエンジンはパワーバンドにある限り力強く、アトウッドの後の強い上り坂やバックストレートでも、殆どの車を抜くスピードを発揮した。
その後の走行枠では、この車のオーナーを乗せて2人乗りで走ったが、それでも充分に速く、156のレース仕様と147GTA以外の車は全て抜いて走れる速さがあった。
そう、このBaby Alfaは何とも小気味の良い走りを味わせてくれたのである。
チンク_コクピットJPEG.jpg
一方、ファミリー走行の先導走行ではアバルトのチンクェチェントに乗った。
昔のチンクを彷彿とさせるデザインには何とも趣味性の高さを感じる。しかし、そんなむつかしいことは別にして、今の人達には普通に(近頃の言い方だが)カワイイ という印象を与えるのではないだろうか。
コックピットも独特の雰囲気がある。立ち気味なポジションやダッシュのデザイン、ステアリング中央のアバルトのマークと共に、座っただけで通常とは違う世界を感じさせてくれる。
ファミリー走行は、その名のとおり、家族みんなでサーキットを走りましょう。という走行枠で、ヘルメットも非着用、同乗走行もOKであり、事実、私の直後を走るチンクには、娘さんが運転する車に、ご両親が乗られていた。
だから、飛ばして走るなど、とんでも八分、歩いて20分?
流石のアバルトも性能を発揮することなく走行を終了した。
やれやれ、無事終了。と、思いきや。
今日のアルファチャレンジ・レースに出ているアルファ145がブレーキング時にバイブレーションが出ているので乗ってみてくれませんか、とのこと。
この日のジラソーレ走行会の走行枠は約30分を5本だが、MiToの評価走行を加えて既に4本全て走ってきた。
そして最後がレース仕様の145か・・・行ってみよう。
で、145は確かにブレーキジャダーが出ていて、どうも、ブレーキローターの振れの感じがする。
しかし、それ以外は実に乗りやすい車だ。MiTo同様に小さな車ゆえに操縦性が素直で、乗っていて楽しい。
5ラップほどしてピットロードでのスロースピード時のブレーキペダルへの感触をみるべくピットインし、状況を伝えた。
本当は、もう一度ピットアウトしてタイムを刻んでみたかったのだが、すぐ後に予選そしてレースを控えている車であり、乗りたい気持ちを抑えて車を降りた。
という訳で、結局、5本の走行枠全てを走ってしまった。
その半分位はレーシングスピードでは無かったのではあるが、それでも還暦を過ぎた身には、結構きつかったのですよ。
と言いつつも、実のところ、いやー気持ち良かった。
前回のコラムに続くのだが、レーシングドライブをしたおかげで、また寿命が5年延びたようだが、はたして何歳まで生き延びてしまうのだろう。

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