この車は何?

○セアトパラドール.jpg
古風な雰囲気の中に停まる真っ白な車に、ついシャッターを押したものだ。
さて、この車は何という車?
因みに、場所はアルハンブラ宮殿の敷地内である。
※前コラムの「コルドバ」更新しています


先日、スペイン旅行に行った折りに写したものだ。
それにしても美しいデザインだ。灰汁の無い、バランスの良い明朗なスタイルはとても好感が持てる。そんなおとなしいデザインなのに、こんな歴史的な雰囲気にも溶け込んでしまう。
ということで、車はスペインの自動車メーカー・セアト(SEAT)社の「NUEVO SEAT IBIZA」という車だ、読みにくいけど。
最近の日本車は押し出しが強く、灰汁のあるデザインの車が増えてしまったが、こうしたデザインを見ると、久々に車の美しさを見た感じがして、とても気持ち良かった。
○SEAT 空港展示.jpg
こちらはバルセロナ空港に展示してあったセアトの「NUEVO SEAT TOLEDO」
「トレド」は有名な街だし、先の「イビサ」はスペインのイビサ島だろうし、またWTCCで活躍する「レオン」もスペインのレオン県、というように、セアト社では車名にスペインの地名をつけている。
でも、この車になると、かなり普通っぽいデザインで残念。
○マドリッド湖交差点で.jpg
マドリードの横断歩道で。
ベンツ、ヴィッツ、ボルボ、セアト、ランチア、プジョー、様々な車が走る。
景色が好きだし、建物も興味があるし、まして車には自動的に興味を持ってしまう。
こうして海外に居ると外を見ていて飽きることがない。
○SEATタクシー.jpg
バルセロナでは滞在中に何度かセアトのタクシーに乗った。
「スペインの車ですね」とカタコトの英語で運転士さんに言うと、
「ドイツ製だよ、VWグループだから。スペインじゃ良い車は出来ないよ」と相手もカタコトの英語で謙遜してみせた。
○プリウスバルセロナ.jpg
タクシーはセアトの他に、ランチアも多かったし、プリウスも目立っていた。
いや、目立つというよりもバルセロナに溶け込んでいる、という方が適当かも知れない。
また、前述のマドリードやセビリアでもタクシーによく使われていた。(下の写真)
ヨーロッパでは軽油の価格が高く、ガソリンと同等もしくは高いくらいのようで、やはりプリウスの低燃費性能は貴重なのだろう。
それに、車がしっかり出来ている評価はきっと高いことだろうし、やはり、海外で日本車を見ると「頑張れよ」と思ってしまうね。
○セアトとプリウス.jpg

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