モビリティリゾートもてぎに行ってきた 後編

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ルートインに宿泊後、サーキットに向かう。
ワンデーレースなので、スターティング・グリッドを決める予選と決勝レースが行われるので、朝の予選時間に合わせてサーキットインした。

9時30分から20分間で行われた予選では、参加22台で、やはり若手の選手が上位を占めるが、それこそ少年時代からレーシングカートでスキルを磨き、いよいよフォーミュラレースに参加してきた訳で、予選は自己の速さを見せる機会である。
そんな彼等の姿を見るのは愉しい。
写真のタイミングモニターは前日の練習走行のものだが、予選もタイミングモニターと実車の走行を見て確認する。

予選が終了して、決勝レースまで昼食を挟んで3時間以上もある。モビリティリゾートもてぎ の南ゲート近くには、有名な蕎麦屋「そば処 おうめ」がある。
混むので1番に食べようと開店より早めに行ったが、それでも2番目だった。
(写真は帰路に写したもの)

「そば処 おうめ」の店内と、頂いた一番人気の「天もり蕎麦」。
美味、揚げたての天ぷら、そして蕎麦の量も1枚と思えぬほど多い。
店内は、すぐに満席になり、外には列が出来ていた。早く来てよかった。

モビリティリゾートもてぎの南ゲートから入ると「ホンダコレクションホール」の前を通る。
まだまだ時間に余裕がある、久々に入ってみることにした。
というのも、今年の3月にリニューアルオープンされているので。

エントランスホールには、ホンダ最初のF1車両(RA272)やホンダS600にホンダジェットの機体などが展示されている。

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エントランスホールのすぐ横には、F1の試作車に座る本田宗一郎氏の写真、その横にはホンダ初の市販車「ホンダS500」などが展示されている。

先に行くと、本田技研工業創業の浜松時代が展示されている。
1階の展示を見て回ったが、そう言えば、このコレクションホールに来たのは始めてでは無いし、実は1階のステージではデータロガーの講習をさせて頂いたこともあるのだが、ところが上の階に上がったことが無かった。と、上の階に向かった。

「スーパーカブ」私の住む鈴鹿に本田技研の製作所が出来て、生産をしたのが「スーパーカブ」だし、ホンダの成長、鈴鹿の成長を支えたバイク、と言えよう。

1961年、日本人として初めて世界グランプリ(ドイツ)で優勝し、日の丸を掲げた私の尊敬する高橋国光さんのゼッケン100番のマシンと、背景写真は、そのスタートシーンで、当時、押してエンジンを掛けて飛び乗るが、中央に国光さんが押し掛けでスタートする瞬間が映っている。

懐かしい! N360というかNコロ。
足としても、また500ccに改造したジムカーナマシンを製作して参戦していた。

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空冷F1(ホンダRA302)と、空冷セダンのホンダ 1300 77。
私がホンダSFに勤めていた頃、初めてのホンダ1300を副工場長が鈴鹿製作所から乗って来た。
皆が集まり、エンジンが見たくてボンネットを開けると、魔法の玉手箱のように、ボンッと白い煙が広がった。
オイルタンクからのオイル漏れだった。

昔、偉い! と思ったのはシビックだ。セダンでこのパッケージを始めて採用したのであり、その後、ゴルフが追従したカタチだ。

と、ひとつひとつ鑑賞していてはキリが無くなってしまうので、速足で2階、3階の展示を見て回った。

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アイルトン・セナの乗ったマクラーレンMP4/4。無論ホンダエンジン搭載で当時無敵を誇った。仕事柄、どうしてもここに目がいってしまう。

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これはホンダの燃料電池、今後、トラックやバス等に積載されるだろう。

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3階までを急いで見て回ったが、とてもなつかしく、またとても興味深いだった。

本来の目的、スーパーFJのレースのスタート前のシーン。
22台のスーパーFJがグリッドに並ぶ。
レースはトップ争いを含めて、接戦が展開されたが、接触や、その他の事故は無く、写真左側の白い車、予選2番手の小田選手が優勝。右側のポールポジションの酒井選手が0.092秒差と僅差で2位という、息の詰まるレースだった。

仮表彰。上位3名の選手には私からJSSジャパンリーグ賞の賞金ボードを進呈させて頂いた。
レースが終わると早々に暫定結果表が発表され、そこから30分以内に車両検査や参加者からの問題等が発生しなければ、正式結果が発表されて競技は終了される。
その正式結果を確認し、諸々ご挨拶をしてサーキットを離れた。

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帰りには、魚が食べたくなった。
少し時間的には早いと思ったが静岡SAに入った。ところが、連休終日で駐車場は驚くほど満車状態で、本来の駐車場より、はるか先の仮の駐車場と思える場所に何とか停めることが出来た。

20分あまり、列に並んで海鮮丼を注文出来た。
“ご当地おすすめ”とあった「駿河湾産 静岡まるごと丼」を頂く、1380円だった。
やれやれ、大混雑の中、何とか食事にありつけた。

美しい夕陽の中、一路、自宅へと向かった。

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