新年の初詣。鈴鹿では多くの人が鈴鹿の山裾にある「椿大神社」に参詣に出かける。
猿田彦大神を祀る神社で、初詣には鈴鹿だけでなく名古屋、岐阜、滋賀からの参詣者も多く、正月の三が日には長い行列が出来る。
我が家も例年初詣は「椿さん」と決めており正月の恒例行事になっている。
ただ最近は何かと行列に並ぶのが億劫になり、そこで今年は三が日を避けて5日にお参りすることにした。
すると、流石に参詣者は少なく、昨年は本殿まで小一時間かかったものが、すんなりと行けてしまった。
椿神社の境内には別宮をはじめ幾つかの関連の施設・建物があるが、一角に松下幸之助氏より寄贈されたお茶室「鈴松庵(れいしょうあん)」がある。
今回は立ち寄らなかったが、ここは私のような無作法なものでもお抹茶を頂けるところで、森の中、静かなこのお茶室でお点前を頂けるのは良いものだ。
特に私はモータースポーツという動的な世界で生きてきており、こうした静の世界を多少なりとも味わえるところは有難ささえ感じる。
また、境内には弓道場も近年出来た。春と秋には奉納弓道大会が催されている。
この日も矢を射られる様子が見られたが、なにより、その所作が良い。
境内を出ると参道には屋台が並び、賑やかな風景なのだが、流石に5日ともなると半分程度は店仕舞いしてしまい、もの寂しい。
しかし我が家のルーティーンは、その先にある椿会館での昼食だ。以前は、その椿会館の前に大きなテントが出て、そこで「おでん」「うどん」「五平餅」や「甘酒」といったものを食べるのが楽しみだったが、コロナのせいか何か、近年無くなってしまった。
しかし、その椿会館は結婚式も行える立派な施設で、実はここの食事が大変美味しい。
特に「鳥めし」が有名で実に美味。写真は「椿弁当」で当然左に「鳥めし」がつく。
この日は正月なので右上の器に「おせち料理」が盛られていた。それも、それぞれ手抜きでは無くしっかり良い味があった。
正月に限らず、時折この椿神社にはお参り来るのだが、どちらかと言うと、この「椿弁当」を楽しみにしている感もある。
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