3年ぶりのF1日本グランプリレースがいよいよ10月7・8・9日に、鈴鹿サーキットを舞台に開催される。
鈴鹿市では市を挙げてF1日本GPに向けて諸々取り組んでいるが、私の所属する“NPO法人鈴鹿モータースポーツ友の会”では「世界のSUZUKA 鈴鹿のF1」と銘打ち、F1トークライブを開催した。
折しも鈴鹿市制施行80周年、鈴鹿サーキット開場60周年の記念特別イベントとして、私共の会と鈴鹿市との共催の形で鈴鹿市民会館を会場に開催した。会場には事前予約時から予定定員の700人が早々に満員になるほどで、鈴鹿市民を主な対象としたイベントだが、市民の方のF1レースへの興味が大きさが見て取れた。
トークショーに先立ち、末松則子鈴鹿市長のご挨拶から始まった。
ゲストには昨年までホンダF1マネージングディレクターを務められた山本雅史さんに出演頂いた。
因みに、現在もレッドブルパワートレインズのアドバイザーとしてF1に深く携わっておられる。
また国内では、チームGOHの監督として日本の最高峰レース、スーパーフォーミュラにも携わっておられる。
そして、今や押しも押されぬニッサンのナンバーワンドライバーである松田次生選手。
レーシングドライバーでありF1コンメンテーターも務めることから(彼のF1解説は素晴らしい)お願いした訳だが、次生選手は三重県桑名市の出身であり、私共の鈴鹿モータースポーツ友の会とは繋がりも深く、彼の素晴らしい人間性を知るが故に、是非とも出演して貰いたかったものである。
一応、私も出演者として参加させて頂いた。
また、舞台にはホンダF1の第1期、第2期、第3期のエンジンも展示したが、その第1期のホンダF1参戦や鈴鹿サーキットが完成した60年代あたりの話からトークは入っていった。
トーク内容では、メインのゲストたる山本さんより、ホンダF1第4期活動のマネージメント活動、特にマクラーレンからアルファタウリ・レッドブルへと契約が変わっていくあたりの話は実に興味深く、それらを含め様々語って頂き好評を博した。
モータースポーツはレーシングドライバーの能力が脚光を浴びるが、同時にクルマの競争であり、レーシングマシンやそのエンジニアリング、そしてレーシングチームのポテンシャルなどが大きなポイントであるが、今回は普段は見えない、その奥にある重要なマネージメントの話をして頂き、私的にも興味深かった。
もうひとつ、舞台上には有名なシミュレターメーカーであるゼンカイレーシングさんの協力で、モノコックボディ付きのレーシングシミュレターが用意されて、松田選手がドライブした。
その映像が大画面に流れて会場を沸かせた・・あっ! デグナーを飛び出してしまったこともあるが、大きな拍手があがった。
こうして、大きなイベントを無事というか、盛況/好評のうちに終えることが出来たことは大変嬉しい出来事だった。
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