先日、”びわ湖バレイ”に行ってきた。
“びわ湖バレイ”はびわ湖の西岸の中程から打見山と蓬莱山の頂上に造られた施設だ。
打見山にはTHE MAINと呼ぶ立派な建物にテラスカフェがあり、このテラスからの眺望はまさに絶景が楽しめる。こうして、手前のテラスの先に青いタイルを敷いた浅い水槽を作ることで、下に見える琵琶湖との連携、そして空の碧との繋がりを持たせ、素晴らしい景色が広がっている。
見事な企画と構成に感心した。
因みに、この山頂へはロープウェイで上るだが、それが入場料でもあり3500円/人と、結構いい値段だな、と思った。
ただ、もうひとつの蓬莱山に至るリフトは無料で乗れるらしく、家内もタダならもったいないからと、行くことにした。
二つのリフトを乗り繋いで行くと、これまた素晴らしい眺望が広がっていた。
アーチ状の展望台自体が造形美を感じるし、ここの施設の上手な設計に感心する。
無論、山の上からの展望は素晴らしい。
因みに、右下に見える小さな丸い半球型のドームは、床がベット状になっており寝転んで景色が見られるもので、いくつか用意されていた。
アーチ状展望台のある蓬莱山(1,174m)からMAINのある打見山(1,108m)を眺める。
ところが、この間の窪地に楽しい施設があった。
“ささ平あそびの広場”と名付けられた子供達の、いや、家族や友達の遊び場だ。
あまりに色々あるので説明しきれないが、一本橋渡り、バスケットのボール入れ、竹馬、野球のバッティング、ミニ自転車のモトクロス、クライミング、その他・・・
そうか! 今の子供達は公園などアウトドアで遊ぶことが少なくなり、ゲームや何かで、言わばデジタルな遊びが主体となっていよう。
ここは、完全なアナログの世界だ。
ここで、思いっきり体を使って子供を遊ばせられる。
それこそ、上に(びわ湖バレイ)に上がってしまえばタダで一日中。
これは素晴らしい施設だ。
ロープウェイ/入場料の3,500円(小学生1,500円)は高い、と思った意識は、すっかり吹っ飛んでしまった。
PS:このロープウェイは一度に121人も乗れる大型なものだ。この日は15分ヘッドで運転されており、殆ど満員と言わずとも、半分以上と思われる乗客を運んでいた。
つまり”びわ湖バレイ”は大繁盛していた訳だ。
基本的にスキー場は、雪の無い季節の営業が大きな問題なのであるが、この”びわ湖バレイ”に関しては、見事な成功例と言えるのかな。