2年ぶりに栃木県にあるサーキット”ツインリンクもてぎ”に行ってきた。
今も、スーパーFJという入門フォーミュラに関係する仕事をしていて、そのスーパーFJ日本一決定戦が鈴鹿サーキットとツインリンクもてぎで毎年、年末に交互に開催される為である。
今回は一人で車を飛ばして行くのだが、上はカーナビの画面、私の住む鈴鹿からもてぎには542kmの距離になる。
実はカーナビが古くて、本来通る新東名や圏央道が入っていないが、ザックリとこうしたルートと距離だ。
ツインリンクもてぎのコントロールタワーからコースインを待つスーパーFJを見る。
スーパーFJのレースはJAF地方選手権のレースで、全国で7つの選手権がある。
それぞれの選手権で年間チャンピオンが居るが、この日本一決定戦では、そのチャンピオンを招待選手(参加料無料)として、且つ、このレースで勝つと「スーパーFJ日本一」の称号が与えられることから、全国から日本一を目指して腕利きのスーパーFJドライバーが集結する。
今回は37名のドライバーが参加した。
参考までに「スーパーFJ日本一」を獲ったドライバーを挙げてみると、2010平川 亮、2014牧野任祐、2016角田裕毅など、まさに今、日本を代表するドライバーが数年前に、この「スーパーFJ日本一決定戦」で優勝した経験を持っている。
競技は、2組に分けた予選、2組それぞれのレグ1レース、全車が揃うファイナルレース(決勝レース)を行う。
写真はファイナルレースのスターティング・グリッドにて。
スーパーFJは入門フォーミュラとして呼称するが、御覧のように本格的フォーミュラカーの第一歩であり、真のドライビングを学ぶのに適しているのと、最も安い費用で参戦出来る。
ファイナルの仮表彰。今はコロナの中、このように外でディスタンスをとって、しかもトロフィーなど手渡しは無く、置いてあるものを持ち上げて表彰する。
因みに本表彰式は後に、広い室内で(ディスタンスをとり)多くのドライバーを表彰する。
何をするにも、コロナのおかげで今は大変だ。
やれやれ仕事が終わってホテルに戻るとフロントにサンタクロースが飾られてあった。
原寸大のサンタは一寸リアル。
レースのサインボートで日にちが表示されているが一番下のP INはピンではなく、レースでのピットインの合図。
当ホテルにインしてごゆっくり、とのことかな。
このツインリンクもてぎ内にあるホテル・ツインリンクには本館内の大きなレストランとは別に、和食「登谷」が玄関の向かい側にある。
以前より、レースで何泊かする中で必ず訪れる店だが、ただ、1昨年は閉店してしまっていた。しかし、今年は再開していて、久しぶりに訪れることが出来た。
以前は寿司が主体だったのだが、新しくなった登谷は懐石料理とのことで、尚更結構。
私にとっては、年間で最大の行事となるスーパーFJ日本一決定戦を無事終了出来、打ち上げに似つかわしいのだ。
ただひとつ、昨年までは同じ組織で日本一決定戦を運営してきた私の親友であり相棒が亡くなり、一人で打ち上げする寂しさは、如何ともし難かった。
朝食に向かう4Fのエレベーターホールから駐車場を見下ろす。
朝の茂木は、かなり冷えてきているようだ。
帰路、真岡鉄道の踏切にて。
以前はレールバスだったが、今は立派な車両が走る。
一件、打ち合わせで横浜に立ち寄って帰ったのだが、新東名の駿河湾沼津のサービンエリアで遅めの昼食をとった。
というのも、ここまでくると”しらすと桜エビの丼”があるからだ。
無論、外の景色は美しく、駿河湾が光っていた。
新東名は富士山の横を通るので良く見えるのだが、やっぱり富士には雪化粧が無いと美しさもいまいち。
ん・・女性と同じなどとは言っていませんぞ。
新東名も豊田に近づく頃には日も傾き、夕陽が照らす黄色い景色が何とも美しかった。
久しぶりの長距離ドライブだったが、いつも車で走るのは楽しい。
少し腰は痛いけど・・・