イギリスのホテル Torquay

Railway

Torquay はトーキーと読む。
イングランド南西部デヴォン州にあるトーキーは海べりの町で、そこにある Best Western Livermead Cliff Hotel という長い名前のホテルに泊まった。
写真のように海岸に面した瀟洒な建物と庭が美しいホテルだった。
▲トーキー駅_1.jpgトーキーの駅に着くと、まず、駅の美しさに足が止まった。
石造りの駅舎も立派なものだし、プラットホームの屋根の骨組みが装飾されている上に、手の込んだ塗分けで飾られているのに心打たれた。
普段の生活の中での、快適さや、美しさこそ、本来求めるべき姿だと思う。

▲クリスティ胸像.jpgトーキーに行くことにしたのは、この写真のアガサ・クリスティーの生誕地であり、その代表作の「名探偵ポアロ」は、以前から私の好きな小説で、この地方を舞台とした、いわゆる海岸べりのホテルでの殺人事件に度々登場することがあり、訪れてみたかったのである。
▲ホテルの廊下.jpg
さて、ホテルに到着してチェックインをして鍵をもらうと、イギリスのホテル独特の狭くて何度も角を曲がり、妙な仕切りドアを通る分かり難い廊下を進み、部屋に辿り着いたが、その部屋は小さな窓のある山側の部屋だった。
予約の時に「OCEAN SIDE」としていたのに・・・
荷物を下ろす間もなく、再びややこしい道のりを通ってフロントに引き返し、本来の海側の部屋に替えてもらうことにした。
この辺はイギリスはドライなので、嫌な顔ひとつせずに対応してくれる。
▲檻のエレベーター.jpg
今度は、よく古い洋画で見るような、檻のようなジャバラ・ドアの付いた古いエレベーターで3階まで上がると、やはり狭く複雑な廊下を進み、今度こそは思いの海側の部屋に辿り着いたのである。
▲トーキー部屋.jpgしかし、部屋は外観ほど立派なものではなく、狭くてチープなものだった。
グーグルマップから検索してBooking.comで予約したのだが、朝食付きで£77、日本円で¥13.058と、見かけの良いホテルの割に格安だったのだが、部屋はショボかったのだ。
無論、他には立派な部屋があるようだが。
ただしかし、
窓から眺めると、こんなに素晴らしい景色が広がっていた。
「おおっ!」と、少し声を出していた。

△トーキーホテルの窓から.jpg部屋で一服すると、ホテルの内部を見て回った。

▲ラウンジ.jpgラウンジ。
一寸古臭く、少し重厚な感じは、どこか日本の古いホテルで見たことがあるように思えた。
但し、窓からの景色は素晴らしい。

▲出窓部.jpgラウンジの横あたりに、こんなコーナーがあった。
このあたり、ポアロが居てもおかしくない感じがした。

▲庭からの景色.jpgこのホテルは町からは少し離れた場所で、写真の正面に見える対岸に賑やかな町がある。
そこにクリスティの胸像があり、駅からタクシーでこのホテルに向かう途中に一旦、立ち寄ってもらったので、観光地然とした町の雰囲気は見ていた。

▲レストラン.jpg
▲トーキー夕食.jpg
再び町まで行って夕食をとるのも面倒なので、チェックインの折にディナーを予約した。
このホテルのレストランは立派な感じだった。
ディナーはフルコース料理で、確かメインはローストビーフを選んだが£33(約¥5,600)で、出てきた料理は全て美味しく、満足のいく夕食だった。
▲フルイングリッシュブレーークファースト.jpg一方、こちらは朝食。
フル・イングリッシュ・ブレックファストは典型的なイギリスのホテルの朝食で、朝から豊かな気持ちになれるし、ややもすると長居をしてしまう。
ホテル代には、この朝食も含まれている。
このホテル、最初はブツブツ文句を言ってたけれど、最後には気分も良くなり、そして、トーキーを離れることになった。
▲ティンマス海岸のIC125.jpgトーキーからの帰路、Teignmouth(ティンマス)海岸に寄った。
ここはイギリスの鉄道専門誌によく出てくる鉄道写真の名所である。
ありがたいのは、線路の横に整備された遊歩道があるので行きやすく。また一般の人も普通に利用するようで、この日も、散歩をするご夫婦や、乳母車を押す老夫婦の姿が見られた。
因みに列車はインターシティ125(IC125)で、1976年からイギリス全土で活躍している高速列車。125は速度を表し125mileつまり200km/hで走る。流石に車歴が40年を越えることから今後、全てHITACHI製の車両に置き換えられていく。
新しくなるのは良いことだけど、IC125の、その内装の重厚なイギリスらしい列車に、無くなる前に乗っておいて良かった。
〇IC125_1st class シート.jpg
▲1Stクラス車内.jpg

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