写真は長野オリンピックの時に使用されたジャンプ台。
流石に近くで見ると迫力があった。
鈴鹿から名古屋までは特急「南紀」で向かい、名古屋から松本までは特急「しなの」で行く。この車両は”振り子式”の車両で、中央西線は木曽の山あいを木曽川沿いに急カーブの連続する路線であり、曲線でのスピードアップを図るためにカーブでは車体を内側に傾ける”振り子式車両”を以前より採用している。
木曽川沿いを走る特急「しなの」。ワイドビューと銘打つように窓が大きく渓谷美と木曽の山間の景色を楽しめる。この日は土曜日だったにも関わらず乗客は意外に少なかった。
写真は歪んだように見えるかも知れないが、外の電柱(架線柱)は垂直で、つまり写真は水平である。
’振り子式’の車体はカーブではこんなに傾いて走る。
松本からはJR東日本の最新型車両E353系の特急「あずさ」に乗る。
これにも乗ってみたかったもので、丁度タイミング良く乗り継ぎが出来たのは幸運だった。
さすがに新しい車両だけにとても綺麗な車内で、シートの座り心地が良い。
また、背もたれの高さが高く、前の人の頭が殆ど見えない。
これは大事なことで、新幹線の700系の自由席シートは、このバックレストの高さを見習うべきだ。
というのも、以前に東京出張の帰り、夕食の弁当を買って乗り込んだが、前の座席の方がリクライニングさせると、私の目の前に脂ぎった禿げ頭(失礼!)がきてしまった。
とても食事など出来たものでは無く、食べずに帰ったことがある。
新幹線はシートバックの高さをこのE353並みに、そしてリクライニングの寝かせる最大角度を減らすべきである。
特急「あずさ」では、白馬まで一気に行かずに穂高駅で降りた。
小さな駅だったが駅舎は立派なしっかりした作りのものだった。
穂高で降りたのは「国営アルプス あづみの公園」に立ち寄るためで、安曇野の田園と里山の風景を見たかったからである。
公園内を流れる烏川に架かる吊り橋、流れる清流が涼気を誘った。
こうした自然の景色の中を歩くことは近頃無かった。
何か、昔、通ったことがあるような気がした。
穂高からは大糸線の鈍行列車に乗って白馬を目指した。
大糸線の車両は以前からスカイブルーに塗られていたが、新しいステンレス車両になってもブルーの帯が大糸線のアイデンティティーとして残している。
北アルプスの麓を走る大糸線は景色の良い路線だ。
そして3つの湖が隣接するが、写真は青木湖畔を行く。
少し長距離の旅行となったが、ここまで来ると目的地の白馬は近い。
白馬に到着し、宿泊したホテルの部屋の窓からは、こんな景色が見られた。
生憎、梅雨の真っ最中の旅行で晴れることがなく、中央少し左に雪山が雲にかすんで見えるが、晴れていればここにドカンと北アルプスが見えるという。
また、中央右に小さく2本のジャンプ台が見えた。