新名神高速道路の新四日市JCT~亀山西JCT間(約23km)が3月17日(日)に開通した。
私の住む鈴鹿は地名として鈴鹿サーキットがあることで有名だが、最近では高速道路の渋滞場所としての印象が強い。
今回の新名神の開通で渋滞が緩和されることを願うものだ。
写真は四日市JCTから新名神の下り線に入ったところ、中央に1kmのキロポストが写る。
今回の開通区間は上図赤線のとおりだ。
四日市JCTから東方向は伊勢湾岸自動車道となっているが、先の豊田JCTでそのまま新東名になる。
つまり、今回の開通により新名神と新東名が真直ぐに繋がった訳だ。
これまで、西の京都方向から新名神で来ると、上の図にある(東名阪自動車道)亀山JTCで終了していた。
そして、東名阪自動車道のこの区間は青い点線で示されているように、慢性的な渋滞区間で鈴鹿ICは、その真っ只中にあった。
それというのも、南からの伊勢自動車道、大阪からの名阪国道(自動車専用道)、そして京都方面からの新名神高速道という3つの自動車専用道路が亀山JCTで一つになるからで、特に土日の夕方などは上り方面は酷い渋滞となっていた。
私は京都に実家もあることから時折出掛けるのだが、悩みは帰りで、鈴鹿峠の手前に位置する土山ICで新名神高速を下りて、国道1号線で鈴鹿峠を下る、というパターンが続いてきたのだ。
新規開通の区間の中で、唯一のPAとなる鈴鹿パーキングエリア(PIT SUZUKA)。
その愛称からも、やはり鈴鹿はモータースポーツの街で、先日行われた開通式では鈴鹿サーキットでF1レースが始まった1987年にベルハルト・ベルガー選手が乗って優勝したフェラーリF187を三重県桑名市出身の松田選手が走らせている。
さすがモータースポーツ振興グループを備える鈴鹿市役所!! 頑張られましたね。
そして、ご覧のように正面入り口には本物のF1マシン「スーパーアグリSA07」が飾られている。
テレビで見るのとは違う実物のF1マシンの迫力、美しさに、多くの人が興味を示していた。
また、上方の画面では鈴鹿サーキットでのレース映像が流され、雰囲気を盛り上げていた。
有難いのはスマートインターが併設されていることで、これで京都からの帰りには国道1号線での峠越えが無くなる。
ただ、今回のルートは鈴鹿山脈の山沿いを走るので、鈴鹿の街からは車で5分程遠くはなったのだが、それでも30分強の渋滞と比較すれば有難いものである。
京都方から今回の開通部に向かう、左の小さな表示には←鈴鹿・亀山・伊勢とあり、この先で従来の亀山JCTに向かう道と分岐する。
ここは、鈴鹿トンネルを抜けて間もないところだが、左側には鈴鹿山脈がそびえ立ち、雄大で美しい景色が見られる。
また、天空とまでは言わないまでも山合いを跨ぐ、とてつもなく高い高架の部分でもある。
是非、一度通ってみられては。
PS:下の写真は以前にこの高架の下で写したものだが、高架の高さに驚くと共に、上下線が何故こんなに離れているのか不思議に思っていた。
今回開通した本線は、この間を通っており、当初からの計画どおりだった訳だ。