今年の「ファン感」は凄かった

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例年、恒例となっている鈴鹿サーキットの「ファン感謝デー」は入場無料で様々なイベントが見られることから多くの方が来場されるが、今年は何と言っても“ホンダがF1に復帰”することから、土日の2日間で57,000人という非常に多くの人が詰めかけた。
ズラッとF1マシンが並んだ見事な展示だが、全て過去のホンダのF1車両で、ホンダエンジン搭載マシンも多く、向こう側も含め20機種ほども並んだ。それにしても、こんなにも沢山あったのかと感心してしまう。


上の写真はゲートオープン前の観客が居ない状態である。
ゲートオープンになると猛烈な勢いで人波が走って押し寄せる。まるで何処かの神社の福男を争うように、どうもグランドスタンドの良い席を取るべくダッシュして来るようである。
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オープンすると前述のF1の展示も、このように人だかりになる。
ここで素晴らしかったのは、この展示の中程でF1解説者の小倉茂徳さんの解説があり、展示車に準じてホンダF1の創成期からの歴史や逸話を話されたが、実に何でも良く知っておられる。その知識の幅広さと深さには感心するし、話が“立て板に水”のごとく流暢で聞きやすい。ついつい引き込まれて聞き込んでしまった。
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写真は以前のF1によるデモレース後のトークショーがスタンド前のステージで行われているところ。この観客の多さは壮観である。
こうしてコース上ではF1をはじめとして、スーパーフォーミュラの模擬レースからドリフトに至るまで、色々なカテゴリーの走行/イベントが行われ、同時に国内外のトップドライバーも招待されて顔を揃えた。
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グランドスタンド裏のグランプリ広場では、色々な展示と共にショップが並ぶ。
まずは私も所属する「鈴鹿モータースポーツ友の会」のテント。今回も地元アイドルの“すぷらっつ”も手伝ってくれて、色々盛り上げてくれた。彼女達が居るだけで、やはり華があります。
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同じくグランプリ広場に展示されてあったホンダの新しい軽スポーツカー
“S660”
このリアデザインの巧みさには一寸惹かれましたね。
このまま市販されれば、きっと評判になるだろうな。
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本来、一番の目玉となる今年参戦する「マクラーレン ホンダ」の展示である。
ただ、シャシー(車体)は昨年モデルのマクラーレンだし、塗色も赤い帯が入っていない。
後ろのドライバーは、無論、ジェンソン・バトンとフェルナンド・アロンソ。レーシングスーツにも車にも、殆どスポンサー・ロゴが無いのも、昔ならともかく、近年では珍しいシンプルさである。
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最後に私は、というと、これまた例年のように「子どもモータースポーツ教室」をVIPラウンジを使わせて頂いて行っていた。
教室なのでモータースポーツの簡単な知識を得てもらうことと共に、これから育って行く過程で、モータースポーツに限らず「夢」を持ってほしい、というのがテーマである。
ということで、今年も「ファン感」が終わったのだが、このところ仲良くなった前述の小倉茂徳さんがテントに来てくれたのでタップリ話が出来たことや、旧知のジャン・アレシ(と長男)とも会って話が出来たことなど、個人的にも楽しい時を過ごせた今年の「ファン感」だった。

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