今年もF1とWTCC(World Touring Car Championship)そしてWEC(World Endurance Championship)と日本で行われた世界選手権のレースを(肉眼で)見ることが出来た。
写真は日本のKCMGチーム、車両はモーガン・ニッサンのピットで、この車には松田次生選手も乗る。
FIA、国際自動車連盟の統括する世界選手権レースの3つにあたる、フォーミュラ・ワン(F1)。ツーリングカーつまり乗用車ベース車によるWTCC。そして耐久レース車両によるレースがWECでありルマン24時間レースも、このシリーズの1戦でなる。
この3大世界選手権レースが今や日本もシリーズの1戦に組み込まれているのである。
写真はトヨタTS030ハイブリッド。
中嶋一貴選手も乗る。予選3位から決勝では戦わずして優勝した・・・後述。
あの小林可夢偉選手が今シーズン戦っているフェラーリ458イタリア。
F1ザウバーを離れ、名門フェラーリの一員にはなったけど、やはりF1マシンに乗ってほしいもの。
ついでに、もう1枚。
シボレー・コルベットのタイヤ交換練習風景。
重たそうなタイヤだけど、軽々と持って走るのはさすが。
でもタイヤ交換をすることも無くレースは終了した・・・後述。
レースはあいにくの雨により、スタート時刻が1時間近く遅れたが、それもSCスタートとなった。SCとはセーフティカーの略で、最近ではF1でもよく導入されるのでご存知の方も多いと思うが、この先導走行もレース周回に入る、無論追い越し禁止状態で。
こうしてスタートしたものの雨は強くなり8周で赤旗が降られた。赤旗/赤シグナルは競技の中止であり、全車ストレート上に並んで止まった。
これまでの経験からも、雨はマシンが走り出すと降るもので、きっと排気(音)による振動が伝わるのではと思える。
それにしても、この日の雨はなかなか止まず、結局レースの再開まで1時間半以上かかった。そして、再びSCスタートとなり下の写真のように赤いアウディのSCカーの後ろを金魚の糞のようについて走る。しかし雨は安全にレースが出来るレベルにならず16周目に再び赤旗。
私はここで引き揚げたが、その後、時間を置いて再々スタートとなり、すぐに再々赤旗でレースを終了したとのことだ。それでもルール上はレースがスタートし、かつ規定の周回数を満たしたとのことで、レースは成立したらしい。
国内レースはレース距離の70%の消化が必要なので不思議に思うが、まあ、それはそれとして、
何より、散々雨の中を待たされて、まともなレースも見られなかった観客の人々が可愛そうでならないし、私は直接関係していないが、それでもレース関係の一員として申し訳ない気持ちになった。