Japan Mobility Show 2023

Automobile

東京モーターショー改め”ジャパン モビリティショー”に行ってきた。
行ったのは金曜日だったが大勢の人が訪れていた。
モビリティ、所謂クルマだけでなく移動全般的なことであり、自動車業界の枠を超え、他産業やスタートアップも含み、参加企業は475社にもなったという。
特に今後のモビリティに照準を当てたイメージらしく興味を持って見ることにした・・のだが、やっぱりクルマに意識は向いてしまった。

会場の国際展示場「東京ビッグサイト」の入口。

「ニッサン ハイパーツアラー」全固体電池搭載の電動ミニバン。折り紙細工のようなデザインだ。
完全自動運転を搭載し、完全運転モードでは運転席と助手席を180度回転して後部座席と向い合せに出来る。

BMW iX5 Hydrogen BMWの燃料電池車、何と出力は401ps。
そう、現在のBEVに使われているリチームイオン電池では、やはり走行距離や充電時間に問題があり、長距離走行には不安がある、そこで燃料電池が登場か。

BMWの未来志向のコンセプトカー「Vision Neue Klasse(ビジョン ノイエ クラッセ)」。

ホンダはHondaJet EliteⅡのモックアップ(ウイング無し)を展示、機体内部の見学に多くの人が並んでいた。

ホンダクルーズオリジン 運転席の無い、対面6人乗りの完全自動運転車両。無論BEV(バッテリー・エレクトリック・ビークル)。
運転好きの者には何とも違和感のある自動車だ。

ホンダは「プレリュード コンセプト」を、このショーで発表した。

ソニー・ホンダモビリティが先行公開した新型EV「アフィーラ プロトタイプ」。
そのリアスタイルは美しい!
2025年からいよいよ発売される旨。でも、以前からソニー・ホンダのプロジェクトは発表されており、他のEV車が次々と出てくる中、新鮮さが感じられなくなった感あり。

レクサスの展示は木の林に囲まれた演出が新鮮だった。

レクサスのコンセプトモデル「LF-ZL」。
新しいArene OS がもたらすソフトウェアの改革により、ユーザーのライフスタイルに連携したモビリティソリューションを提供する云々・・・・分かりません。

今回のシヨーで実質的に力が入っていたと感じるのが中国の電気自動車メーカーのBYDだ。
ショーカーというよりも、市販車を多数展示し、日本に本格進出の意図、販売/営業の目的の出展であることを感じさせた。

BYDのセダンモデル「SEAL」。2024年の春に販売予定のようだ。

「SEAL」の運転席と下の写真は後部座席。
運転席中央のタブレット状の表示は90度回転して、縦横に向きを調整可。
運転席のシートは柔らかく包み込まれる感覚は良いが、後席のシートも同様に包み込まれる、いや後ろは自由に体を動かせるフラットな方が良いのでは、と思う。

トヨタのブース、半円形の後ろの大画面が印象的だった。
手前はBEVの「通い箱(KAYOI BAKO)、オレンジ色のスポーツカーは「FT-Se」こちらもBEVで、カーボンニュートラル時代のスポーツカーを展示。

今度のバックの画面は、近未来都市だったかな、多少、そんな中に居るような感覚を覚えた。
手前の新しい「クラウン セダン」もあって、トヨタブースは大変な賑わいだった。

ここで、いきなり大型トラックになるが、良く見るとボディサイドにホンダとあり、GIGA FUEL CELLとある、燃料電池車だ。
まさに、以前より乗用車のEV化の進展は目覚ましいが、しかし、高速道路を走る度に思えるのは、日本では大排気量の大型トラックが、まるで数珠つなぎのように沢山走っている。これらのディーゼルエンジンから出る排気を何とかせねばならないのだろうと。しかし、BEVではバッテリーの電気の消費と、効率の悪い充電からBEVは不可能と思われ、そうして考えると水素の補給で走行することが出来る燃料電池のシステムが適切なのだろう、と思ってきた。
そのFUEL CELLを開発していたホンダとジョイントとは、なるほどと頷いた次第。

やっぱりモーターショーはコレですよ。(モーターショーでは無いけれど)
マツダの2ローター・ロータリーEV搭載の「MAZDA ICONIC SP(マツダ アイコニック エスピー)」
何とカッコ良いことか。
近年、マツダのデザインは素晴らしい。
バランスのとれたフォルムと見事な曲線のライン、面の構成。
人間の感性に訴えかける美しいデザインである。

この車の周りには多くの人で人垣が出来てしまい、なかなか近づけなかったが、やっと上の写真を写せた。
やはり人は美しいものが好きなのだと確認が出来た気がする。
近年は、押し出しが強く、悪人顔に寄っているクルマのデザインが多いが、この美しさを見よ。

クルマは景色の一部である。
美しいカーデザインが求められる世の中になってほしいものだ。

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